国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(建造物)
各棟情報
名称
:
国立西洋美術館本館
ふりがな
:
こくりつせいようびじゅつかんほんかん
棟名
:
棟名ふりがな
:
国立西洋美術館本館
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員数
:
1棟
種別
:
近代/文化施設
時代
:
昭和
年代
:
昭和34
西暦
:
1959
構造及び形式等
:
鉄筋コンクリート造、建築面積1,654.86平方メートル、二階建、一部三階建、地下一階(地下一階部分の内装を除く)
創建及び沿革
:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
02521
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
2007.12.21(平成19.12.21)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
重文指定基準1
:
(一)意匠的に優秀なもの
重文指定基準2
:
(三)歴史的価値の高いもの
所在都道府県
:
東京都
所在地
:
東京都台東区上野公園7番7号
保管施設の名称
:
所有者名
:
独立行政法人国立美術館
所有者種別
:
管理団体・管理責任者名
:
国立西洋美術館本館
解説文:
詳細解説
我が国がフランス政府から旧松方コレクションの寄贈を受けるに当たって、昭和34年に建てられた美術館建築である。設計はフランスの建築家ル・コルビュジエによる。また、前川國男、坂倉準三、吉阪隆正が日本で設計補助を行った。
ル・コルビュジエが探求してきた「無限発展美術館」の構想を具現化したもので、他にも、ピロティ、自然光を取り入れる照明ギャラリー、寸法体系(モデュロール)など、ル・コルビュジエの作品に特有の優れた意匠が見られる。
近代建築の巨匠であるフランスの建築家ル・コルビュジエの我が国における唯一の作品で、以後の我が国における現代建築の動向に大きな影響を与えた作品である。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
国立西洋美術館本館
国立西洋美術館(内部)
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国立西洋美術館本館
写真一覧
国立西洋美術館(内部)
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解説文
我が国がフランス政府から旧松方コレクションの寄贈を受けるに当たって、昭和34年に建てられた美術館建築である。設計はフランスの建築家ル・コルビュジエによる。また、前川國男、坂倉準三、吉阪隆正が日本で設計補助を行った。 ル・コルビュジエが探求してきた「無限発展美術館」の構想を具現化したもので、他にも、ピロティ、自然光を取り入れる照明ギャラリー、寸法体系(モデュロール)など、ル・コルビュジエの作品に特有の優れた意匠が見られる。 近代建築の巨匠であるフランスの建築家ル・コルビュジエの我が国における唯一の作品で、以後の我が国における現代建築の動向に大きな影響を与えた作品である。
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詳細解説
国立西洋美術館本館 一棟 国立西洋美術館本館は、我が国がフランス政府から旧松方コレクションの寄贈を受けるに当たって、昭和34年に建てられた美術館建築である。 設計はフランスの建築家ル・コルビュジエによる。また、前川國男、坂倉準三、吉阪隆正が日本で設計補助を行った。建物は鉄筋コンクリート造2階建、一部3階建、地下1階で、平面は40.7メートル四方の正方形である。 中央に吹き抜けの19世紀ホールを配し、そこからスロープを上がって2階の展示室を廻る螺旋状の動線は、ル・コルビュジエが探求してきた「無限発展美術館」の構想を具現化したものである。他にも、ピロティ、自然光を取り入れる照明ギャラリー、人体寸法を基本とした寸法体系(モデュロール)を適用した細部など、ル・コルビュジエの作品に特有の優れた意匠が見られる。 国立西洋美術館本館は、ル・コルビュジエの我が国に所在する唯一の作品であり、意匠的に優れているのみならず、以後の日本人建築家にきわめて大きな影響を与えた建築である。また第二次世界大戦後の日仏文化交流の起点となった建物としても深い意義が認められる。