国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(建造物)
各棟情報
名称
:
久能山東照宮
ふりがな
:
くのうざんとうしょうぐう
棟名
:
神饌所
棟名ふりがな
:
しんせんじょ
久能山東照宮 神饌所
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員数
:
1棟
種別
:
近世以前/神社
時代
:
江戸前期
年代
:
正保4
西暦
:
1647
構造及び形式等
:
桁行五間、梁間三間、一重、入母屋造、銅瓦葺
創建及び沿革
:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
01362
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
2010.12.24(平成22.12.24)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
重文指定基準1
:
(三)歴史的価値の高いもの
重文指定基準2
:
所在都道府県
:
静岡県
所在地
:
静岡県静岡市駿河区根古屋
保管施設の名称
:
所有者名
:
久能山東照宮
所有者種別
:
神社
管理団体・管理責任者名
:
久能山東照宮 神饌所
解説文:
詳細解説
久能山東照宮は、徳川家康を祀る霊廟として創建され、江戸前期に建てられた13棟の社殿が、重要文化財に指定されている。神饌所は正保4年(1647)の建築で、中心社殿手前の参道脇に建つ。
平面は、桁行5間、梁間3間、入母屋造、銅瓦葺で、内部は、神饌を調える2部屋を配し、渡廊で本殿前面の石の間に接続している。
久能山東照宮には、江戸前期に幕府によって建設された質の高い社殿群が保存されており、同時期に建てられた神饌所は、これらの社殿と一体となって境内を構成しており歴史的価値が高い。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
添付ファイル
なし
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久能山東照宮 神饌所
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久能山東照宮 神饌所
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解説文
久能山東照宮は、徳川家康を祀る霊廟として創建され、江戸前期に建てられた13棟の社殿が、重要文化財に指定されている。神饌所は正保4年(1647)の建築で、中心社殿手前の参道脇に建つ。 平面は、桁行5間、梁間3間、入母屋造、銅瓦葺で、内部は、神饌を調える2部屋を配し、渡廊で本殿前面の石の間に接続している。 久能山東照宮には、江戸前期に幕府によって建設された質の高い社殿群が保存されており、同時期に建てられた神饌所は、これらの社殿と一体となって境内を構成しており歴史的価値が高い。
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詳細解説
久能山東照宮 神饌所 一棟 久能山東照宮は、元和二年(一六一六)に死去した徳川家康を祀る霊廟として建築され、本殿、石の間、拝殿からなる権現造の本社社殿など一三棟が重要文化財に指定されている。 神饌所は、本殿手前の石段下に参道に向かって東面して建ち、階段状の渡廊を介して本社の石の間と接続する。 神饌所は御膳所とも称され、本殿に供する神饌などを整える祭祀上も重要な施設で、現在の建物は正保四年(一六四七)に建立された。 規模形式は、桁行五間、梁間三間、入母屋造、銅瓦葺である。平面は、本殿側に神饌を整える二室を南北に配し、北寄りの上手を一段高い「上座」、下手を「下座」として東面に落縁を設け、また下座の南側は出入口のある床板張の「土間」とする。西側は廊下で、物入や膳棚を設える。 軸部は面取角柱を立てて長押を廻らし、棹縁天井を張る。柱間装置は、参道に面した東面を開口とし、上座は格子付窓、下座は舞良戸と障子を建てる。残る三面は簓子下見板張及び格子付窓とする。外部は赤色塗を施し、内部は素木とする。 軒は一軒疎垂木で、妻飾は豕扠首とし、懸魚を吊る。 久能山東照宮は、江戸前期に幕府によって整えられた質の高い社殿群が一体的に保存されている神社である。神饌所は、これらの社殿と同時期の建立になるものとして高い歴史的価値が認められることから、追加指定して境内全体の保全を図る。 【参考文献】 『重要文化財久能山東照宮保存修理工事報告書』(久能山東照宮 二〇〇九年)