国宝・重要文化財(建造物)
 各棟情報
名称 塩原家住宅
ふりがな しおばらけじゅうたく
棟名 主屋
棟名ふりがな おもや
塩原家住宅 主屋
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員数 1棟
種別 近代/住居
時代 大正
年代 大正元年
西暦 1912
構造及び形式等 木造、建築面積434.4㎡、三階建、桟瓦葺、西面離れ附属、桟瓦葺、南面張出附属、北面下屋附属、金属板葺
創建及び沿革
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
指定番号 2700
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 2019.12.27(令和1.12.27)
国宝指定年月日
追加年月日
重文指定基準1 (三)歴史的価値の高いもの
重文指定基準2 (五)流派的又は地方的特色において顕著なもの
所在都道府県 群馬県
所在地 群馬県前橋市田口町472番地1
保管施設の名称
所有者名
所有者種別
管理団体・管理責任者名
塩原家住宅 主屋
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解説文:
塩原家住宅は,前橋市の北西部,利根川左岸に所在する蚕種(蚕の卵)を製造した農家である。明治時代に製糸業が盛んになると,蚕種の需要も急増し,大正元年に三階建ての主屋を新築した。換気を重視する飼育法のために,大棟全長におよぶ越屋根をあげた総櫓とする。一階は居住専用とし,二階で蚕の幼虫を,三階で成虫を飼育した。窓上,窓下にも換気口を設け, 通気を細やかに調整する。敷地内には,近世に遡る裏蔵,明治末期の稲荷社がある。また,敷地内には戦後の事業拡張期に整備された蚕種製造施設も残る。
塩原家住宅の主屋は三階建てで,各階の用途を明確に使い分ける特徴がある。明治時代に様々に工夫された蚕種製造農家の発展を示し,高い価値を有している。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  添付ファイル なし