国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(建造物)
各棟情報
名称
:
旧広島陸軍被服支廠倉庫施設
ふりがな
:
きゅうひろしまりくぐんひふくししょうそうこしせつ
棟名
:
一二番庫
棟名ふりがな
:
じゅうにばんこ
旧広島陸軍被服支廠倉庫施設 一二番庫(南西から)
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員数
:
1棟
種別
:
近代/その他
時代
:
大正
年代
:
大正3
西暦
:
1914
構造及び形式等
:
鉄筋コンクリート造及び煉瓦造、建築面積2,340.09㎡、三階建、桟瓦葺
創建及び沿革
:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
02769
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
2024.01.19(令和6.01.19)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
重文指定基準1
:
(一)意匠的に優秀なもの
重文指定基準2
:
(三)歴史的価値の高いもの
所在都道府県
:
広島県
所在地
:
広島県広島市南区出汐2丁目827
保管施設の名称
:
所有者名
:
国(財務省)、広島県
所有者種別
:
都道府県
管理団体・管理責任者名
:
旧広島陸軍被服支廠倉庫施設 一二番庫(南西から)
解説文:
日露戦争後、陸軍における兵站施設の充実のため大正3年に建設された。陸軍本省が設計を掌り、陸軍大臣の令達により第五師団が実施設計と工事を担った。柱や梁、スラブなど主な構造を鉄筋コンクリート造、外壁などを煉瓦造とする希少な建造物で、鉄筋コンクリート造として現存最古級。特異な形状の鉄筋を用いるカーン式鉄筋コンクリートの遺構としても希少。基礎に場所打ちコンクリート杭の嚆矢であるコンプレッソル杭を採用し、屋根はモルタル製の桟に引掛桟瓦を葺くなど、先駆的な技術を用いる。被爆後に臨時救護所となり、以降も継続して使用されてきた被爆建物である。旧陸軍被服廠の関連施設のうち、現存唯一の遺構としても歴史的価値が高い。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
旧広島陸軍被服支廠倉庫施設 一二番庫(南西から)
旧広島陸軍被服支廠倉庫施設 十二番庫 二階中央室
写真一覧
旧広島陸軍被服支廠倉庫施設 一二番庫(南西から)
写真一覧
旧広島陸軍被服支廠倉庫施設 十二番庫 二階中央室
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解説文
日露戦争後、陸軍における兵站施設の充実のため大正3年に建設された。陸軍本省が設計を掌り、陸軍大臣の令達により第五師団が実施設計と工事を担った。柱や梁、スラブなど主な構造を鉄筋コンクリート造、外壁などを煉瓦造とする希少な建造物で、鉄筋コンクリート造として現存最古級。特異な形状の鉄筋を用いるカーン式鉄筋コンクリートの遺構としても希少。基礎に場所打ちコンクリート杭の嚆矢であるコンプレッソル杭を採用し、屋根はモルタル製の桟に引掛桟瓦を葺くなど、先駆的な技術を用いる。被爆後に臨時救護所となり、以降も継続して使用されてきた被爆建物である。旧陸軍被服廠の関連施設のうち、現存唯一の遺構としても歴史的価値が高い。