国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(建造物)
各棟情報
名称
:
瑞巖寺本堂(元方丈)
ふりがな
:
ずいがんじほんどう
棟名
:
棟名ふりがな
:
瑞巖寺本堂
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員数
:
1棟
種別
:
近世以前/寺院
時代
:
桃山
年代
:
慶長14
西暦
:
1609
構造及び形式等
:
桁行十三間、梁間右側面八間、左側面八間、一重、入母屋造、本瓦葺、
玄関附属
創建及び沿革
:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
00105
国宝・重文区分
:
国宝
重文指定年月日
:
1900.04.07(明治33.04.07)
国宝指定年月日
:
1953.03.31(昭和28.03.31)
追加年月日
:
重文指定基準1
:
重文指定基準2
:
所在都道府県
:
宮城県
所在地
:
宮城県宮城郡松島町松島
保管施設の名称
:
所有者名
:
瑞巖寺
所有者種別
:
管理団体・管理責任者名
:
瑞巖寺本堂
解説文:
詳細解説
本堂は慶長九年伊達政宗が延福寺を瑞巖寺と改め自からその再興を行った。伊達政宗が寺を再興した時の方丈で、慶長十四年三月上棟した。
大規模な方丈建築で、細部絵様及び欄間、扉の彫刻など桃山建築の特色をよく現している。國宝大﨑八幡神社と共に東北に於ける伊達文化の名殘りを示すもので文化史的にも極めて意義が深い。
関連情報
(情報の有無)
附指定
添付ファイル
なし
写真一覧
瑞巖寺本堂
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瑞巖寺本堂
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解説文
本堂は慶長九年伊達政宗が延福寺を瑞巖寺と改め自からその再興を行った。伊達政宗が寺を再興した時の方丈で、慶長十四年三月上棟した。 大規模な方丈建築で、細部絵様及び欄間、扉の彫刻など桃山建築の特色をよく現している。國宝大﨑八幡神社と共に東北に於ける伊達文化の名殘りを示すもので文化史的にも極めて意義が深い。
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詳細解説
瑞巖寺本堂(元方丈) 一棟 瑞巖寺は天長五年(八二八)に慈覚大師円仁が創立したと伝えられ、始め円福寺といった。宝治二年(一二四八)に禅宗となり、その後荒廃していたのを、慶長六年(一六〇一)に仙台城に入った伊達政宗が、同九年から自ら縄張を行って再興した。慶長十四年に完成した方丈が、現在の本堂である。 本堂は、禅宗寺院の典型的な方丈の平面を拡大した大規模な建物で、仏間に向かって左側に藩主伊達正宗を迎えるための座敷を設けている。その主室である上段の間には、押板床と帳台構を備えているが帳台構は形だけで、かわって押板床の中央に花頭口をつくり、引き分けの二枚の襖を立てている。このような形式の床の間は、他に類例がない。室中の間の折上格天井の蛇腹部分や桟唐戸は彫刻で装飾されている。外まわりは落縁の先に柱を立て、腰を板張りとし、中敷居の上に引違いの雨戸を柱間ごとに入れている。 本堂の、向かって左隅には御成玄関が付属している。この玄関は通常の禅宗方丈の玄関より規模が大きく、折れ曲がり、正面の屋根は入母屋造で、その破風および桟唐戸は彫刻で装飾され、玄関側面の花頭窓には装飾的に組まれた菱格子が用いられている。床は四半敷である。 【引用文献】 『国宝大辞典(五)建造物』(講談社 一九八五年)
関連情報
附指定
棟札
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附指定
附名称
:
棟札
附員数
:
2枚