国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(建造物)
各棟情報
名称
:
本願寺黒書院及び伝廊
ふりがな
:
ほんがんじくろしょいんおよびでんろう
棟名
:
伝廊
棟名ふりがな
:
でんろう
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員数
:
1棟
種別
:
近世以前/住宅
時代
:
江戸前期
年代
:
明暦3
西暦
:
1657
構造及び形式等
:
桁行四間、梁間二間、一重、両下造、こけら葺
創建及び沿革
:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
00184
国宝・重文区分
:
国宝
重文指定年月日
:
1913.04.14(大正2.04.14)
国宝指定年月日
:
1956.06.28(昭和31.06.28)
追加年月日
:
重文指定基準1
:
重文指定基準2
:
所在都道府県
:
京都府
所在地
:
京都府京都市下京区堀川通花屋町下る本願寺門前町
保管施設の名称
:
所有者名
:
本願寺
所有者種別
:
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
詳細解説
西本願寺内にあり、白書院(既に国宝指定)の東北部につゞいている。明暦三年(一六五七)に造られたもので、数寄屋造風な書院造のうち特に意匠のすぐれたものである。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
添付ファイル
なし
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解説文
西本願寺内にあり、白書院(既に国宝指定)の東北部につゞいている。明暦三年(一六五七)に造られたもので、数寄屋造風な書院造のうち特に意匠のすぐれたものである。
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詳細解説
本願寺黒書院及び伝廊 二棟 本願寺(西本願寺)の黒書院は、白書院(国宝)の東北部にあたり、伝廊をもってこれと連絡している。白書院は対面所として表向きの性格をもち、書院造の厳格な表現を示しているが、これに反して、黒書院は明暦三年(一六五七)の建築で、内向きとして建てられたのであろうか、書院造の風格をよく保持しながらも、数寄屋造りの瀟酒な手法を加味している。 主室は一の間(十一畳)、二の間(二十畳)の二室で、面皮柱を用いて、くだけた雰囲気を表しており、違棚や欄間の精巧な透彫は、華麗な趣をそえている。一の間の背面には、六畳の茶室がある。この茶室はまた書院東北部の土間からも入れるようになっており、書院に付属した茶室の構想がみられる。 伝廊は白書院との連絡路で、華やかな意匠の扉などにみるべきものがある。 【引用文献】 『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)