国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(建造物)
各棟情報
名称
:
観智院客殿
ふりがな
:
かんちいんきゃくでん
棟名
:
棟名ふりがな
:
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員数
:
1棟
種別
:
近世以前/住宅
時代
:
桃山
年代
:
慶長10
西暦
:
1605
構造及び形式等
:
桁行12.7m、梁間13.7m、一重、入母屋造、妻入、正面軒唐破風付
中門 桁行一間、梁間一間、一重、切妻造
総銅板葺
創建及び沿革
:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
00199
国宝・重文区分
:
国宝
重文指定年月日
:
1914.04.17(大正3.04.17)
国宝指定年月日
:
1959.06.27(昭和34.06.27)
追加年月日
:
重文指定基準1
:
重文指定基準2
:
所在都道府県
:
京都府
所在地
:
京都府京都市南区八条通大宮西入下る柳原町
保管施設の名称
:
所有者名
:
観智院
所有者種別
:
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
詳細解説
観智院は東寺の子院の一であって今の客殿は慶長十年(一六〇五)の建立になる。国宝の滋賀県光浄院客殿、勧学院客殿とならんで、桃山時代の一般的な住宅形式を示すが、又僧侶の私房の様子をよく示した遺構として貴重なものである。
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解説文
観智院は東寺の子院の一であって今の客殿は慶長十年(一六〇五)の建立になる。国宝の滋賀県光浄院客殿、勧学院客殿とならんで、桃山時代の一般的な住宅形式を示すが、又僧侶の私房の様子をよく示した遺構として貴重なものである。
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詳細解説
観智院客殿 一棟 観智院は後宇多天皇によって創立された教王護国寺の塔頭であって、本客殿は棟札や墨書によって慶長十年(一六〇五)の建立になることが明らかである。客殿は南面し、桁行七間、梁間六間の規模をもち、四周には入側をめぐらし、東南隅には中門が突出している。屋根は大屋根が入母屋造で大棟を南北に通し、南面には軒唐破風を付け、中門は切妻造とする。内部は東南隅が主室で、広い床とその脇に違棚を設ける。その西は次室につながっている。主室の北は八畳で付書院と帳台構がある。帳台構裏の一室は天井も低く、かつてはほとんど壁に囲まれた帳台であった。 以上のようにこの客殿は、内外とも滋賀・園城寺光浄院客殿(国宝)や勧学院客殿(国宝)とよく似ており、桃山時代の典型的な客殿形式を示すと思われるが、系統的にいえばやや異なるところもあり、僧侶の私坊としての意味も深い。建立年代が明らかで保存も比較的よく、貴重な遺構である。 【引用文献】 『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)
関連情報
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棟札
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附名称
:
棟札
附員数
:
1枚