国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(建造物)
各棟情報
名称
:
桜井神社拝殿
ふりがな
:
さくらいじんじゃはいでん
棟名
:
棟名ふりがな
:
桜井神社拝殿
写真一覧▶
地図表示▶
詳細解説表示▶
員数
:
1棟
種別
:
近世以前/神社
時代
:
鎌倉後期
年代
:
鎌倉後期
西暦
:
1275-1332
構造及び形式等
:
桁行五間、梁間三間、一重、切妻造、本瓦葺(背面向拝を除く)
創建及び沿革
:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
00149
国宝・重文区分
:
国宝
重文指定年月日
:
1917.04.05(大正6.04.05)
国宝指定年月日
:
1953.11.14(昭和28.11.14)
追加年月日
:
重文指定基準1
:
重文指定基準2
:
所在都道府県
:
大阪府
所在地
:
大阪府堺市南区片蔵
保管施設の名称
:
所有者名
:
桜井神社
所有者種別
:
管理団体・管理責任者名
:
桜井神社拝殿
解説文:
詳細解説
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
桜井神社拝殿
写真一覧
桜井神社拝殿
Loading
Zeom Level
Zoom Mode
詳細解説
桜井神社拝殿 一棟 桜井神社は創立、沿革ともあまり明らかでない。拝殿建立の年代もまた不明であるが、様式上からは鎌倉時代後期のものと推定されている。桁行五間で、円柱の上に舟肘木をおいて桁をうける。中央一間を土間の通路とした割拝殿の形式を持っているが、これは近年改造されたもので、元来は五間とも床を張っていた。正面の中央間を除くほかの四間は、桟唐戸を入れている。側面は三間に分つが、装飾としては梁間一杯に大虹梁をかけ、蟇股二個をおき、その上に虹梁をかけ、さらに蟇股をおいて棟木をうけている。つまり二重虹梁蟇股式の架構法である。内部においても、妻と同様な架構を現している。 二重虹梁蟇股は奈良時代以来用いられた形式で、この拝殿はこの古式に則っているのであるが、各部には鎌倉時代の様式を示している。数少ない拝殿遺構のひとつとして貴重なものである。 【引用文献】 『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)