国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(建造物)
各棟情報
名称
:
東大寺本坊経庫
ふりがな
:
とうだいじほんぼうきょうこ
棟名
:
棟名ふりがな
:
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員数
:
1棟
種別
:
近世以前/寺院
時代
:
奈良
年代
:
奈良
西暦
:
710-793
構造及び形式等
:
桁行三間、梁間二間、校倉、寄棟造、本瓦葺
創建及び沿革
:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
00125
国宝・重文区分
:
国宝
重文指定年月日
:
1906.04.14(明治39.04.14)
国宝指定年月日
:
1953.03.31(昭和28.03.31)
追加年月日
:
重文指定基準1
:
重文指定基準2
:
所在都道府県
:
奈良県
所在地
:
奈良県奈良市雑司町
保管施設の名称
:
所有者名
:
東大寺
所有者種別
:
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
詳細解説
東大寺の校倉は三棟現存しているがその中で規模が大きく且つ古い材料もよく保存されている。丸垂木である点など古式で奈良時代東大寺の校倉建築を代表するに足る遺構である。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
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解説文
東大寺の校倉は三棟現存しているがその中で規模が大きく且つ古い材料もよく保存されている。丸垂木である点など古式で奈良時代東大寺の校倉建築を代表するに足る遺構である。
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詳細解説
東大寺本坊経庫 一棟 この経庫は建立年代が明らかでないが、材料の形式、風蝕状況からみると奈良時代に属する遺構と考えられる。当初建立された場所も不明であるが、近世には上司倉として油倉(現在手向山神社宝庫、重要文化財)とともにあり、正徳年間(一七一一~一六)現地に移したと伝えている。桁行三間、梁間二間の太い束柱の上に台輪を置き、その上に断面三角形の校木を井籠形に組んで壁体をつくり、寄棟造の屋根を置く。これは当時の校倉(単倉)として基本的な形式である。東大寺には双倉形式の正倉院正倉(国宝、宮内庁)のほか、単倉形式の校倉としては、法花堂経庫、勧進所経庫(ともに重要文化財)が現存するが、単倉三棟のうちでは、この本坊経庫は規模も一番大きく(手向山神社宝庫と同寸法)、かつ扉及び扉構まで古い材料を残し、円垂木であることなど、優れた点が見られる。 【引用文献】 『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)