国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(建造物)
各棟情報
名称
:
金剛三昧院多宝塔
ふりがな
:
こんごうさんまいいんたほうとう
棟名
:
棟名ふりがな
:
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員数
:
1基
種別
:
近世以前/寺院
時代
:
鎌倉前期
年代
:
貞応2
西暦
:
1223
構造及び形式等
:
三間多宝塔、檜皮葺
創建及び沿革
:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
00097
国宝・重文区分
:
国宝
重文指定年月日
:
1899.04.05(明治32.04.05)
国宝指定年月日
:
1952.11.22(昭和27.11.22)
追加年月日
:
重文指定基準1
:
重文指定基準2
:
所在都道府県
:
和歌山県
所在地
:
和歌山県伊都郡高野町大字高野山
保管施設の名称
:
所有者名
:
金剛三昧院
所有者種別
:
管理団体・管理責任者名
:
財団法人高野山文化財保存会
解説文:
詳細解説
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
添付ファイル
なし
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詳細解説
金剛三昧院多宝塔 一基 金剛三昧院は建暦元年(一二一一)源頼朝の菩提を弔うため鎌倉二品禅尼(北条政子)が創立した禅定院に始まるといい、承久元年(一二一九)に金剛三昧院と改めた。多宝塔はその後貞応二年(一二二三)に建立されたといい、様式もこの頃に一致している。 塔は三間多宝塔で、石山寺多宝塔(国宝)とよく似た手法を示している。ただし裳階は割合に立面が低く、組物及び垂木に大面を取り、また柱の頂上に台輪長押がないことや縁に高欄を用いていないことなど、若干の相違がある。内部は心柱を天井上でとめ、四天柱を立て折上小組格天井を張っている。柱、壁、長押などにはすべて彩色を施し、仏画を描いている。この塔は鎌倉時代前期に建立された多宝塔として、石山寺多宝塔とともに最古の遺構に属する貴重な建築である。 【引用文献】 『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)