国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(建造物)
各棟情報
名称
:
神魂神社本殿
ふりがな
:
かもすじんじゃほんでん
棟名
:
棟名ふりがな
:
神魂神社本殿
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員数
:
1棟
種別
:
近世以前/神社
時代
:
桃山
年代
:
天正11
西暦
:
1583
構造及び形式等
:
大社造、とち葺
創建及び沿革
:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
00072
国宝・重文区分
:
国宝
重文指定年月日
:
1900.04.07(明治33.04.07)
国宝指定年月日
:
1952.03.29(昭和27.03.29)
追加年月日
:
重文指定基準1
:
重文指定基準2
:
所在都道府県
:
島根県
所在地
:
島根県松江市大庭町
保管施設の名称
:
所有者名
:
神魂神社
所有者種別
:
管理団体・管理責任者名
:
神魂神社本殿
解説文:
詳細解説
神魂神社のある大庭という土地は、古く出雲国造の住んだところであった。この神社の本殿は天正11年(1583)の再建であって、出雲国(島根県東半部)にのみ分布する大社造のなかの最古の遺構である。出雲大社本殿によく似ているが、梁行に対して桁行がやや長く、また規模に比して柱が太く、大社造の古い形式を伝えるものと考えられる。
関連情報
(情報の有無)
附指定
添付ファイル
なし
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神魂神社本殿
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神魂神社本殿
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解説文
神魂神社のある大庭という土地は、古く出雲国造の住んだところであった。この神社の本殿は天正11年(1583)の再建であって、出雲国(島根県東半部)にのみ分布する大社造のなかの最古の遺構である。出雲大社本殿によく似ているが、梁行に対して桁行がやや長く、また規模に比して柱が太く、大社造の古い形式を伝えるものと考えられる。
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詳細解説
神魂神社本殿 一棟 神魂神社のある大庭(おおば)という土地は、古く出雲国造(いずもこくぞう)の住んだところであった。八世紀始め出雲国造はここから杵築(きつき)に居を移したが、大庭には別邸を残し、それは明治維新まで神魂神社の社頭近くに建っていた。出雲神社の社家である国造家は、世代交代のとき「火継(ひつぎ)」という神火相続の儀式を神魂神社で行う慣行を古くから伝えているので、当社の創立はこうした国造家の儀礼と関係があるのであろう。現在当社は伊弉諾神(いざなぎのかみ)、伊弉冉神(いざなみのかみ)の二神をまつっている。 この本殿は天正十一年(一五八三)の再建であって、出雲国(島根県東半部)にのみ分布する大社造のなかの最古の遺構である。出雲大社本殿によく似ているが、総体の規模はこちらの方が小さく、また梁行に対して桁行がやや長い。柱が太く、また床高が床上の壁の高さよりもやや高いのは、出雲大社本殿とは逆の比例を示しており、大社造の古い形式を伝えるものであろう。また正面と背面の中央柱が、壁からかなり外に出て立っているのが目立つ。この柱は棟持柱であって、古くは伊勢神宮と同様に壁から離れていた可能性のあることをうかがわせる。 階段は出雲大社本殿と同様、正面向かって右につくが、中心柱の脇の板壁および内殿の位置と向きは、出雲大社とは逆の関係にある。殿内の軸部を丹塗(にぬり)とし、鏡天井に八雲、中央の梁に竜と雲を描き、また正面扉の内側には舞楽の図がある。 【引用文献】 『国宝大辞典(五)建造物』(講談社 一九八五年)
関連情報
附指定
内殿
心御柱古材
関連情報
附指定
附名称
:
内殿
附員数
:
1基
関連情報
附指定
附名称
:
心御柱古材
附員数
:
1箇