国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(建造物)
各棟情報
名称
:
木幡家住宅(島根県松江市宍道町)
ふりがな
:
こわたけじゅうたく
棟名
:
主屋
棟名ふりがな
:
しゅおく
木幡家住宅 主屋
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員数
:
1棟
種別
:
近世以前/民家
時代
:
江戸中期
年代
:
享保18
西暦
:
1733
構造及び形式等
:
桁行16.9m、梁間11.7m、西面庇付、一部二階、
南面突出部 桁行4.0m、梁間5.0m、切妻造、桟瓦葺
創建及び沿革
:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
01736
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
1969.06.20(昭和44.06.20)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
重文指定基準1
:
重文指定基準2
:
所在都道府県
:
島根県
所在地
:
島根県松江市宍道町宍道1335番地
保管施設の名称
:
所有者名
:
所有者種別
:
管理団体・管理責任者名
:
木幡家住宅 主屋
解説文:
詳細解説
木幡家は松江藩の役職をつとめた家柄で、酒造業を兼ねて営んだという。また藩主の宿所ともなり、本陣と呼ばれていた。この住宅は享保18年(1733)に建設されたと思われるもので、二階建の大型住宅である。
街道に面した町屋であり、旧本陣遺構としても数少ない遺例である。なお、絵図面十二枚が保存されており、建設後の改変部を知ることが出来る。
関連情報
(情報の有無)
附指定
添付ファイル
なし
写真一覧
木幡家住宅 主屋
木幡家住宅 主屋(内部)
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木幡家住宅 主屋
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木幡家住宅 主屋(内部)
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解説文
木幡家は松江藩の役職をつとめた家柄で、酒造業を兼ねて営んだという。また藩主の宿所ともなり、本陣と呼ばれていた。この住宅は享保18年(1733)に建設されたと思われるもので、二階建の大型住宅である。 街道に面した町屋であり、旧本陣遺構としても数少ない遺例である。なお、絵図面十二枚が保存されており、建設後の改変部を知ることが出来る。
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詳細解説
木幡家住宅(島根県八束郡宍道町) 一棟(主屋)※ 木幡家は山城国宇治郡木幡の出身で、大阪・石山本願寺の随身を務めていたが、本願寺破却により出雲に難を避け、以後この地に土着した旧家である。近世は下郡役を務め、また酒造業も営んだが、歴代藩主の領内巡行の際には宿所となったため本陣とも称され、俗に「八雲本陣」と呼ばれる。 宍道は享保十八年(一七三三)に大火があって当家も類焼しており、現在の住宅はその後の再建になる。主屋は再建当初以来の姿をほぼ保つが、間取りは一部変更をうけ、正面庇回りは天保四年(一八三三)に改造、南面突出部もそのころに付加されている。当家には安永以来の絵図面が十二枚所蔵されて、平面の変遷が知られ、現状平面はほぼ天保改造後の形であることがわかる。 建物は桁行八間半、梁間五間半におよぶ一部二階建の大型の町家で、街道に面する平面外観は塗籠の白壁となる。二階の軒高は享保以来のもので割合に低く古めかしい。 内部は広い土間をもつ六間取りで、土間沿いの前二室がミセになる。土間の向かい側にはムコウミセ、ムコウザシキを配す。土間には湾曲した大梁が縦横に架けられ壮大である。土間上部には明かり窓があくので、この構架がよく見え、この住宅の見せ場となっている。もと背面東側に別棟の離れ座敷があったがすでに失われ、いまは新しい座敷がつくられている。また、東南にあった台所や南西の醸造関係の建物は改造され、旧規を残さないことは惜しまれる。 木幡家住宅は旧本陣遺構として主屋のみであるが、その保存は良好であり、また質もよい。町家としても十八世紀前半の数少ないものの一つで貴重な遺構にあげられる。 【引用文献】 『解説版新指定重要文化財12建造物Ⅱ』(毎日新聞社 一九八二年) ※木幡家住宅は、主屋が昭和四四年六月二〇日付で重要文化財に指定された後、新座敷棟ほか七棟が平成二一年一二月八日付で重要文化財に追加指定されている。
関連情報
附指定
絵図面
湯殿
御成門
行啓門
資材蔵
裏門
関連情報
附指定
附名称
:
絵図面
附員数
:
12枚
関連情報
附指定
附名称
:
湯殿
附員数
:
1棟
関連情報
附指定
附名称
:
御成門
附員数
:
1棟
関連情報
附指定
附名称
:
行啓門
附員数
:
1棟
関連情報
附指定
附名称
:
資材蔵
附員数
:
1棟
関連情報
附指定
附名称
:
裏門
附員数
:
1棟