国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(建造物)
各棟情報
名称
:
明王院本堂
ふりがな
:
みょうおういんほんどう
棟名
:
棟名ふりがな
:
明王院本堂
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員数
:
1棟
種別
:
近世以前/寺院
時代
:
鎌倉後期
年代
:
元応3
西暦
:
1321
構造及び形式等
:
桁行五間、梁間五間、一重、入母屋造、向拝一間、本瓦葺
創建及び沿革
:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
00215
国宝・重文区分
:
国宝
重文指定年月日
:
1900.04.07(明治33.04.07)
国宝指定年月日
:
1964.05.26(昭和39.05.26)
追加年月日
:
重文指定基準1
:
重文指定基準2
:
所在都道府県
:
広島県
所在地
:
広島県福山市草戸町
保管施設の名称
:
所有者名
:
明王院
所有者種別
:
管理団体・管理責任者名
:
明王院本堂
解説文:
詳細解説
元応三年(一三二一)に建立された堂である。鎌倉時代本堂の優作のひとつであって、その様式が和様に唐様(禅宗建築の様式)を混じている古い例であって、様式混合の時期を示す基準となる作である。
関連情報
(情報の有無)
附指定
添付ファイル
なし
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明王院本堂
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明王院本堂
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解説文
元応三年(一三二一)に建立された堂である。鎌倉時代本堂の優作のひとつであって、その様式が和様に唐様(禅宗建築の様式)を混じている古い例であって、様式混合の時期を示す基準となる作である。
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詳細解説
明王院本堂 一棟 明王院本堂は前面二間通りを外陣、後方三間を内陣とし、内陣両脇一間通りに脇陣を設ける典型的な中世本堂である。 堂の建立は内陣虹梁や蟇股の墨書から元応三年(一三二一)と知られる。元和七年(一六二一)、元禄三年(一六九〇)に修理されており、特に元禄の修理は柱をことごとく根継もしくは新補し、向拝も現在のように改める大修理であった。小屋組もこの時新しくされたが、軸部は当初の姿を踏襲している。 本堂は全体として和様で構成されているが、虹梁や組物に禅宗様の手法が取り入れられ、また外陣の天井には輪垂木がもちいられるなど珍しい手法がみられる。外観は方五間の堂であって、正面側面とも中央間が広く、脇の間、端の間と徐々に柱間がせばめられており、これも禅宗様仏殿の柱間の影響を受けたものであろう。十四世紀初期の建立年代をもつこの建物は、禅宗様を取り入れた折衷様式の成立時期を示唆するものとして価値高いものである。 【引用文献】 『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)
関連情報
附指定
厨子
棟札
関連情報
附指定
附名称
:
厨子
附員数
:
1基
関連情報
附指定
附名称
:
棟札
附員数
:
3枚