国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(建造物)
各棟情報
名称
:
本山寺本堂
ふりがな
:
もとやまじほんどう
棟名
:
棟名ふりがな
:
本山寺本堂
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員数
:
1棟
種別
:
近世以前/寺院
時代
:
鎌倉後期
年代
:
正安2
西暦
:
1300
構造及び形式等
:
桁行五間、梁間五間、一重、寄棟造、向拝三間、本瓦葺
創建及び沿革
:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
00183
国宝・重文区分
:
国宝
重文指定年月日
:
1924.04.15(大正13.04.15)
国宝指定年月日
:
1955.06.22(昭和30.06.22)
追加年月日
:
重文指定基準1
:
重文指定基準2
:
所在都道府県
:
香川県
所在地
:
香川県三豊市豊中町本山
保管施設の名称
:
所有者名
:
本山寺
所有者種別
:
管理団体・管理責任者名
:
本山寺本堂
解説文:
詳細解説
正安二年(一三〇〇)の建立で、密敎本堂の好例で、意匠面白く、内部厨子も優秀である。
関連情報
(情報の有無)
附指定
添付ファイル
なし
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本山寺本堂
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本山寺本堂
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本山寺本堂
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解説文
正安二年(一三〇〇)の建立で、密敎本堂の好例で、意匠面白く、内部厨子も優秀である。
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詳細解説
本山寺本堂 一棟 本山寺は大同二年(八〇七)空海(七七四~八三五)の開基と伝え、もとは長福寺と号していた。現存本堂の棟木の銘によれば、暦仁二年(一二三九)と建長七年(一二五五)、正応四年(一二九一)に修理が加えられたが、さらに正安二年(一三〇〇)に改築されたという。この棟札銘のほか、珍しく礎石裏面にも正安二年の墨書があったので、再建であることが明確となった。以後天文八年(一五三九)、寛文三年(一六六三)、文政元~三年(一八一八~二〇)の修理があり、さらに天保十三~十四年(一八四二~一八四三)には解体修理が施され、外観を江戸風にしてしまったが、昭和三十年の解体修理によって旧規に復することができた。 堂は桁行五間、梁間五間で、中世密教建築としては最も類例の多い規模のものである。内陣は三間に二間で、天井を格天井とし、正面中央には仏壇上に三間の厨子をすえ、入母屋造、妻入形の屋根を造っている。この内陣の正側三面は吹寄の格子戸及び菱格子が入っており、側面及び背面はさらに化粧屋根裏を現した一間の庇となり、正面は外陣に続く。外陣は奥行二間であるが、前一間及び両脇間は庇であって化粧屋根裏となり、後部三間に一間が格天井となっている。このような手法も当時の密教本堂としては最も一般的なやり方である。なお正面には三間の向拝がついている。様式は和様で、組物は外部が出組、内部では三斗組となっている。外廻りの中備を下段間斗束、上段蟇股としているのはやや珍しい手法で、類例は明通寺本堂(国宝)にみられる。 内陣に造りつけられた厨子も堂と同時の作であり、組物、蟇股、妻飾、鬼板など、建築的手法をよく示し、貴重な資料である。なおこの厨子内には室町時代初期を下らない頃に制作された春日厨子三基がある。 【引用文献】 『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)
関連情報
附指定
厨子
棟木の部分
関連情報
附指定
附名称
:
厨子
附員数
:
3基
関連情報
附指定
附名称
:
棟木の部分
附員数
:
1本