国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(建造物)
各棟情報
名称
:
崇福寺大雄宝殿
ふりがな
:
そうふくじだいゆうほうでん
棟名
:
棟名ふりがな
:
崇福寺大雄宝殿
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員数
:
1棟
種別
:
近世以前/寺院
時代
:
江戸前期
年代
:
正保3
西暦
:
1646
構造及び形式等
:
桁行五間、梁間四間、二重、入母屋造、本瓦葺
創建及び沿革
:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
00137
国宝・重文区分
:
国宝
重文指定年月日
:
1906.04.14(明治39.04.14)
国宝指定年月日
:
1953.03.31(昭和28.03.31)
追加年月日
:
重文指定基準1
:
重文指定基準2
:
所在都道府県
:
長崎県
所在地
:
長崎県長崎市鍛冶屋町
保管施設の名称
:
所有者名
:
崇福寺
所有者種別
:
管理団体・管理責任者名
:
崇福寺大雄宝殿
解説文:
詳細解説
崇福寺は寬永六年支那僧超然の創建にかゝり、大雄宝殿はその本堂で正保三年に建立された。上の重は元禄時代に附加され和様の手法が濃厚である。
第一峰門もまた同時頃の建立で、大雄宝殿の初重と共に江戸時代初めに輸入された明末清初建築の影響著しいものとして文化史上重要である。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
添付ファイル
なし
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崇福寺大雄宝殿
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崇福寺大雄宝殿
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解説文
崇福寺は寬永六年支那僧超然の創建にかゝり、大雄宝殿はその本堂で正保三年に建立された。上の重は元禄時代に附加され和様の手法が濃厚である。 第一峰門もまた同時頃の建立で、大雄宝殿の初重と共に江戸時代初めに輸入された明末清初建築の影響著しいものとして文化史上重要である。
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詳細解説
崇福寺大雄宝殿 一棟 崇福寺は寛永六年(一六二九)中国僧超然の創建になるが、承応三年(一六五四)には明僧隠元隆琦が来朝し黄檗宗を伝え、その弟子即非如一に及んで寺堂を整備し、黄檗伽藍として重きをなした。大雄宝殿はその本堂であって、正保三年(一六四六)に建立され、初めは一重であったが、元禄年間(一六六六~一七〇四)に上重を付加して、二重、入母屋造の堂に改められた。上重は和風の手法が濃厚であるが、初重はこれまでの様式とは全く趣を異にしている。すなわち正面及び両側面一間通りを吹放ちとし、軸部の架構、軒廻りの工法、絵様繰形など、いずれも明末清初の建築の様式手法を発揮している。黄檗宗とともに輸入された当時の中国建築の影響が顕著なものとして重要な遺構である。 【引用文献】 『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)