国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(建造物)
各棟情報
名称
:
明通寺三重塔
ふりがな
:
みょうつうじさんじゅうのとう
棟名
:
棟名ふりがな
:
明通寺三重塔
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員数
:
1棟
種別
:
近世以前/寺院
時代
:
鎌倉前期
年代
:
文永7
西暦
:
1270
構造及び形式等
:
三間三重塔婆、檜皮葺
創建及び沿革
:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
00144
国宝・重文区分
:
国宝
重文指定年月日
:
1917.08.13(大正6.08.13)
国宝指定年月日
:
1953.11.14(昭和28.11.14)
追加年月日
:
重文指定基準1
:
重文指定基準2
:
所在都道府県
:
福井県
所在地
:
福井県小浜市門前
保管施設の名称
:
所有者名
:
明通寺
所有者種別
:
管理団体・管理責任者名
:
明通寺三重塔
解説文:
詳細解説
明通寺は、大同元年(806)の創建と伝わる古刹で、三重塔は文永7年(1270)に建立されたものである。明治時代に屋根が柿葺から桟瓦葺に改められているものの、全体に保存状態がよく、鎌倉時代の均整の取れた仏塔の姿をよく留めている。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
添付ファイル
なし
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明通寺三重塔
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明通寺三重塔
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解説文
明通寺は、大同元年(806)の創建と伝わる古刹で、三重塔は文永7年(1270)に建立されたものである。明治時代に屋根が柿葺から桟瓦葺に改められているものの、全体に保存状態がよく、鎌倉時代の均整の取れた仏塔の姿をよく留めている。
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詳細解説
明通寺三重塔 一基 明通寺は大同元年(八〇六)に坂上田村麻呂の創建と伝える。本堂(国宝)についでほかの諸建築が造営された。すなわち二王堂(楼門)は文永元年(一二六四)に棟上して同三年に供養を行い、翌四年には鐘が造られ、また文永七年(一二七〇)には三重塔の棟上が行われ、ここに伽藍が整ったようである。現存する三重塔はこの時のものである。 三間三重塔婆で、様式はまったく和様によっており、本堂のような巧妙な構造と意匠はみられない。これは塔としての制約から当然のことであるが、それだけに鎌倉時代和様の端正な表現がみられる。若狭地方は古くから京都との交渉が深かったため、建築にも多くの優れたものが遺存している。この明通寺本堂及び三重塔は、その代表作で、地方にありながら様式のくずれがなく、中央のものに劣らぬ優品である。 【引用文献】 『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)