国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
重要伝統的建造物群保存地区
主情報
名称
:
南会津町前沢
ふりがな
:
みなみあいづまちまえざわ
南会津町前沢
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種別1
:
山村集落
種別2
:
面積
:
13.3 ha
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
選定年月日
:
2011.06.20(平成23.06.20)
追加年月日
:
選定基準1
:
(三)伝統的建造物群及びその周囲の環境が地域的特色を顕著に示しているもの
選定基準2
:
選定基準3
:
所在地
:
福島県南会津郡南会津町
南会津町前沢
解説文:
詳細解説
南会津町前沢伝統的建造物群保存地区には、明治末期から昭和前期に建てられた中門造と直屋の茅葺民家が混在して建ち、これらの建築群が周辺の耕地、山林、河川等と共に、会津地方南部の雪深い山間部に独特な農村集落の歴史的風致を形成し、我が国にとって価値が高い。
関連情報
(情報の有無)
添付ファイル
なし
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南会津町前沢
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南会津町前沢
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解説文
南会津町前沢伝統的建造物群保存地区には、明治末期から昭和前期に建てられた中門造と直屋の茅葺民家が混在して建ち、これらの建築群が周辺の耕地、山林、河川等と共に、会津地方南部の雪深い山間部に独特な農村集落の歴史的風致を形成し、我が国にとって価値が高い。
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詳細解説
南会津町は、福島県南会津郡の最南に位置し、前沢は町南端の舘岩(たていわ)地域に立地する山村集落であり、舘岩川の西岸に集落地を開く。 前沢村は、古絵図と伝承から、近世初期には成立していたとされ、江戸時代には、南山(みなみやま)御蔵入地(おくらいりち)と呼ばれる天領に属していた。19世紀初頭編纂の『新編会津風土記』は、村内に13軒の家と鹿島神社、薬師堂、前沢寺(ぜんたくじ)があったと伝える。 明治40年の大火で、家屋のほとんどが焼失したが、この大火後、数年のうちに復興されたのが現在の集落で、主屋13棟の再建及び2棟の新築は、南会津地方及び新潟地方の大工13人によりなされたと伝わる。 保存地区は、舘岩川、山林、前沢入沢で囲まれる区域を中心とした東西約540メートル、南北約600メートル、面積約13.3ヘクタールの範囲である。 保存地区内には、東西と南北の古道が交わり、この辻を中心に家屋が建ち、その周囲を細かな地割の畑地が取り巻く。 伝統的な主屋は茅葺で、中門造(ちゅうもんづくり)若しくは直屋(すごや)である。中門造の主屋は、母屋を寄棟造(よせむねづくり)、中門を切妻造(きりづまづくり)とするのが基本で、母屋の棟を南北に置き、南側を上手とし、下手に中門を突き出すものが多い。軒高を高くし、壁面は柱や梁、束、密に通した貫を化粧とし、華やかな木組を見せるのが特徴で、直屋も同様の特徴を示す。 南会津町前沢伝統的建造物群保存地区には、明治末期から昭和前期に建てられた中門造と直屋の茅葺民家が混在して建ち、これらの建築群が周辺の耕地、山林、河川等と共に、会津地方南部の雪深い山間部に独特な農村集落の歴史的風致を形成し、我が国にとって価値が高い。