国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
重要伝統的建造物群保存地区
主情報
名称
:
丹波篠山市福住
ふりがな
:
たんばささやましふくすみ
福住伝統的建造物群保存地区
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種別1
:
宿場町
種別2
:
農村集落
面積
:
25.2 ha
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
選定年月日
:
2012.12.28(平成24.12.28)
追加年月日
:
選定基準1
:
(三)伝統的建造物群及びその周囲の環境が地域的特色を顕著に示しているもの
選定基準2
:
選定基準3
:
所在地
:
兵庫県丹波篠山市
福住伝統的建造物群保存地区
解説文:
詳細解説
丹波篠山市福住伝統的建造物群保存地区は宿場町として発展した町並みと、街道沿いに形成された特徴ある農村に、妻入を主体としたつし二階建瓦葺や平屋建茅葺の伝統的建造物が、周囲の田園及び特徴ある灌漑施設等の環境と一体となって、宿場町とそれに隣接する農村集落の歴史的風致を良く伝え、我が国にとって価値が高い。
関連情報
(情報の有無)
添付ファイル
なし
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福住伝統的建造物群保存地区
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福住伝統的建造物群保存地区
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解説文
丹波篠山市福住伝統的建造物群保存地区は宿場町として発展した町並みと、街道沿いに形成された特徴ある農村に、妻入を主体としたつし二階建瓦葺や平屋建茅葺の伝統的建造物が、周囲の田園及び特徴ある灌漑施設等の環境と一体となって、宿場町とそれに隣接する農村集落の歴史的風致を良く伝え、我が国にとって価値が高い。
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詳細解説
丹波篠山市は、兵庫県東部の山間部に位置する。当地方は、戦国期には八(や)上城(かみじょう)に居を構えた波多野氏領であったが、慶長14年(1609)に領主となった松平康(やす)重(しげ)が八上城を廃し、篠山に城を築いた。城下町は、現在の市域のほぼ中央にある篠山盆地に位置し、一部が平成16年に重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。 保存地区は、篠山城下の東、篠山から京都に向かう旧西京(さいきょう)街道(かいどう)沿いに位置し、福住、川原、安口、西野々の四集落からなる。このうち福住は、江戸時代に宿場町として整備された。一方、川原、安口、西野々は宿場町の外で、宿場の機能を補完する農村集落であったと考えられる。 保存地区は、東西約3,260メートル、南北約460メートル、面積約25.2ヘクタールである。東西に流れる籾(もみ)井川(いがわ)南岸に旧西京街道が通り、街道に沿って西から福住、川原、安口、西野々の各集落が形成される。集落は、籾井川に直交する谷付近に形成され、周辺に田園が展開し、谷奥の溜池から籾井川に水路を設けて灌漑(かんがい)施設としている。 福住では、宿場町のほぼ中央に本陣、西端に脇本陣が配され、旧西京街道に面して町並みが形成される。敷地は街道に沿って短冊形に配される。川原、安口、西野々でも、街道に沿って敷地が並ぶが、福住に比べて、奥行きが浅い。宿場町では街道に面して主屋が建てられるが、宿場町以外では、街道と主屋の間に庭を設けるものがある。 主屋は、つし二階建、瓦葺、若しくは平屋建、茅葺(現在は鉄板葺)とする。福住の旧西京街道沿いの宿場町では瓦葺とするものが主で、他では瓦葺又は茅葺の建物が混在し、特徴ある町並みを形成している。敷地内には主屋の他に、離れ、納屋、土蔵などが建つ。 丹波篠山市福住伝統的建造物群保存地区は宿場町として発展した町並みと、街道沿いに形成された特徴ある農村に、妻入を主体としたつし二階建瓦葺や平屋建茅葺の伝統的建造物が、周囲の田園及び特徴ある灌漑施設等の環境と一体となって、宿場町とそれに隣接する農村集落の歴史的風致を良く伝え、我が国にとって価値が高い。