国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
重要伝統的建造物群保存地区
主情報
名称
:
彦根市河原町芹町地区
ふりがな
:
ひこねしかわらまちせりまちちく
彦根市河原町芹町地区
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種別1
:
商家町
種別2
:
面積
:
5.0 ha
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
選定年月日
:
2016.07.25(平成28.07.25)
追加年月日
:
選定基準1
:
(二)伝統的建造物群及び地割がよく旧態を保持しているもの
選定基準2
:
選定基準3
:
所在地
:
滋賀県彦根市
彦根市河原町芹町地区
解説文:
詳細解説
彦根は江戸時代初期に形成された城下町で、保存地区は城下町の南東部に位置する町人地にあたり、江戸時代から昭和戦前期にかけて商業地として繁栄した地区で、屈曲した街路や短冊形に割られた敷地等、河川を制御して形成された城下町の地割を良く伝える。街路に沿って、特徴ある間取りをもち、軒の低いつし二階の町家が良く残る。 江戸時代に形成された地割りを良く残すとともに、江戸時代から明治期に建築された伝統的建造物が良く残り、城下町に形成された商家町の歴史的風致を良く伝える伝統的建造物群保存地区。
関連情報
(情報の有無)
添付ファイル
なし
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彦根市河原町芹町地区
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彦根市河原町芹町地区
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解説文
彦根は江戸時代初期に形成された城下町で、保存地区は城下町の南東部に位置する町人地にあたり、江戸時代から昭和戦前期にかけて商業地として繁栄した地区で、屈曲した街路や短冊形に割られた敷地等、河川を制御して形成された城下町の地割を良く伝える。街路に沿って、特徴ある間取りをもち、軒の低いつし二階の町家が良く残る。 江戸時代に形成された地割りを良く残すとともに、江戸時代から明治期に建築された伝統的建造物が良く残り、城下町に形成された商家町の歴史的風致を良く伝える伝統的建造物群保存地区。
詳細解説▶
詳細解説
彦根市は滋賀県の北東部、琵琶湖東岸に位置する。保存地区は、旧の城下町の南東隅に形成されたかつての町人地である。城下町と中山道、さらには東方の農村部及び山間部を結ぶ芹川北岸の往来に沿った町並みで、北から江戸時代の河原町、袋町、安清町、善利新町にあたる。 彦根の城下町は、元和期(1615~1624)に三重の堀を巡らす城下の骨格が定まり、寛永期(1624~1644)にかけて城下町も整備されるが、河原町は元和4年(1618)以前、南端の善利新町も寛永18年(1641)には成立したとされる。 保存地区は、ゆるやかにS字を描く幅二間程度の往来に沿った約780メートルの範囲である。所々に不整形の敷地を見せながら、短冊形に割られた敷地が並び、芹川の流路を付け替えて城下町を整備した名残を、現在の地割りによく残す。 この往来に沿って、切妻造、瓦葺、二階建とする伝統的な町家が建ち並ぶ。二階をつし二階として虫籠窓を備えるものが多く、袖うだつを設けるものもある。片側を土間とし、部屋を一列もしくは二列に並べる間取りが大半で、二列の場合には土間側の一列を幅一間とするのが特徴である。 敷地に合わせて不整形に建てる町家や、近代以降も商業地として栄えた様相を伝える銀行等の近代建築、表構えを洋風に改造した町家等が、町並みに変化を与えている。 彦根市河原町芹町地区伝統的建造物群保存地区は、江戸時代前期に河川を付け替えて形成された城下町の特徴ある地割りを良く伝えるとともに、街路に沿って江戸時代から昭和戦前期にかけて建てられた町家等を良く残し、商家町としての歴史的風致を良く伝えている。