国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
重要伝統的建造物群保存地区
主情報
名称
:
長野市戸隠
ふりがな
:
ながのしとがくし
長野市戸隠
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種別1
:
宿坊群
種別2
:
門前町
面積
:
73.3 ha
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
選定年月日
:
2017.02.23(平成29.02.23)
追加年月日
:
選定基準1
:
(二)伝統的建造物群及び地割がよく旧態を保持しているもの
選定基準2
:
選定基準3
:
所在地
:
長野県長野市
長野市戸隠
解説文:
詳細解説
戸隠連峰を信仰対象とする戸隠神社は、奥社・中社・宝光社の三社からなる。保存地区は戸隠信仰と結びついて、中社及び宝光社の参詣道沿いに発達した宿坊群とその周囲の在家の住宅群、中社と宝光社の境内と両社を繋ぐ道からなる。神仏分離令以前の戸隠神社は、戸隠山顕光寺を前身とし、近世には戸隠講が形成され、多くの参詣者が訪れた。江戸時代以来の地割が良く保たれ、戸隠信仰のもと、増加する参詣者を受け入れるため大規模化した宿坊が、社殿や在家の住宅、石垣などと一体となって歴史的風致をよく伝える伝統的建造物群保存地区。
関連情報
(情報の有無)
添付ファイル
なし
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長野市戸隠
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解説文
戸隠連峰を信仰対象とする戸隠神社は、奥社・中社・宝光社の三社からなる。保存地区は戸隠信仰と結びついて、中社及び宝光社の参詣道沿いに発達した宿坊群とその周囲の在家の住宅群、中社と宝光社の境内と両社を繋ぐ道からなる。神仏分離令以前の戸隠神社は、戸隠山顕光寺を前身とし、近世には戸隠講が形成され、多くの参詣者が訪れた。江戸時代以来の地割が良く保たれ、戸隠信仰のもと、増加する参詣者を受け入れるため大規模化した宿坊が、社殿や在家の住宅、石垣などと一体となって歴史的風致をよく伝える伝統的建造物群保存地区。
詳細解説▶
詳細解説
戸隠神社中社及び宝光社の宿坊群を中心とした門前町である。 長野市北西部の標高1、000メートルを超える山岳地帯に位置しており、戸隠山の中腹に戸隠神社の奥社、戸隠高原の南向き斜面に中社と宝光社が位置し、これらは善光寺から続く戸隠道で結ばれている。 戸隠神社は、戸隠山顕光寺を前身とし、近世には信州を中心として各地に戸隠講が形成された。近世後期から近代には参詣者の増加に伴って、宿坊の大規模化が進んだ。 保存地区は、中社と宝光社の境内及び宿坊群を中心とする門前町と両社を繋ぐ道等を範囲とする。中社、宝光社共に、仁王門跡の内側の参道沿いに大規模な宿坊、その周囲に小規模な宿坊、仁王門跡の外側から宿坊群の周縁に在家と呼ばれる農家や職人等の住宅があり、現在も江戸以来の地割を残している。 宿坊や在家の主屋は、平屋建または二階建、寄棟造、茅葺、平入を基本とし、雪対策として軒をせがい造りで深くとり、床を高く張る。宿坊は客殿部と庫裏部からなり、客殿部は正面に向拝を備え、神前の間を構える。 長野市戸隠伝統的建造物群保存地区は、江戸時代以来の地割が良く保たれ、戸隠信仰のもと、多くの参詣者を受け入れるため大規模化した宿坊が、社殿や在家の住宅、石垣、生垣等と一体となって、特色ある歴史的風致を良く伝えている。