国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
石川県雨の宮一号墳出土品
ふりがな
:
いしかわけんあめのみやいちごうふんしゅつどひん
神獣鏡
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員数
:
一括
種別
:
考古資料
国
:
日本
時代
:
古墳
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
00582
枝番
:
0
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
2008.07.10(平成20.07.10)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
石川県
所在地
:
鹿島郡中能登町一青こ部19-1
保管施設の名称
:
ふるさと創修館
所有者名
:
中能登町
管理団体・管理責任者名
:
神獣鏡
解説文:
詳細解説
本件は、石川県鹿島郡中能登町能登部上・西馬場に所在する、雨の宮一号墳出土品の一括である。神獣鏡1面、鉄短甲・鉄剣・銅鏃・鉄鏃などの金属製品165点、車輪石・石釧・小型の琴柱形石製品・管玉などの碧玉(緑色凝灰岩)製品34点で構成され、これに全形を留めないが糸かがりで飾られた漆塗の盾や、帯状の漆製品残欠が加わる。
関連情報
(情報の有無)
附指定
一つ書
添付ファイル
なし
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神獣鏡
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神獣鏡
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解説文
本件は、石川県鹿島郡中能登町能登部上・西馬場に所在する、雨の宮一号墳出土品の一括である。神獣鏡1面、鉄短甲・鉄剣・銅鏃・鉄鏃などの金属製品165点、車輪石・石釧・小型の琴柱形石製品・管玉などの碧玉(緑色凝灰岩)製品34点で構成され、これに全形を留めないが糸かがりで飾られた漆塗の盾や、帯状の漆製品残欠が加わる。
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詳細解説
本件は、石川県鹿島郡中能登町能登部上・西馬場に所在する、雨の宮一号墳出土品の一括である。 雨の宮一号墳は、邑知潟を南側の眼下に望む景勝の地、眉丈山の山頂(標高187.9m)に築かれた全長64mの前方後方墳(後方部長41.4m、幅43.6m、高8.5m、前方部長22.6m、幅31m、高6.5m)で、前方部を東に向ける。埋葬施設は後方部中央に、墳丘の主軸と直行した長大な粘土槨1基(全長7.2m)と、その西側に並行して設けられた木棺直葬主体部2基(未発掘)の合計3基が発見されている。 平成4~8年、史跡整備事業に伴う発掘調査が実施された。この時に3基の主体部のうち、粘土槨が発掘されて、槨内から割竹形木棺の痕跡とともに、豊富な副葬品が発見された。本品はこの粘土槨から出土した副葬品の一括である。割竹形木棺は、副葬品の配置状態からその内部が3つの区画に仕切られていたものと考えられ、このうち北側と南側の区画から多彩な副葬品が出土した。 副葬品の内容は、神獣鏡1面、鉄短甲・鉄剣・銅鏃・鉄鏃などの金属製品165点、車輪石・石釧・小型の琴柱形石製品・管玉などの碧玉(緑色凝灰岩)製品34点で構成され、これに全形を留めないが糸かがりで飾られた漆塗の盾や、帯状の漆製品残欠が加わる。 中でも、神獣鏡は、径17.0㎝で、鋸歯文の鈕座が巡る半球形の鈕を中心に、内区は4つの乳によって区分され、それぞれ対向する区画に神像と獣像を彫り込む対置式の図様となっている。内区の外周には半円方形帯、鋸歯文帯を配し、外区には画文帯が入り、若干内反りを有する平縁にいたるが、内区の神獣像には図像的な変形が著しく、また内区・外区には、不規則に車輪石状の文様も配されている。半円方形帯の銘帯もデフォルメされ、半円内には勾玉状の文様が各3個ずつ配されるなど、特異な図様となっており、他に例をみない。 このような神獣鏡・銅鏃などの銅製品に、数多くの鉄製武器や農工具と、さらに畿内地方でも多量に出土している車輪石・石釧など腕輪形石製品が豊富に伴うという副葬品の構成は、古墳時代前期後半から中期初頭の様相を良く示すとともに、当時の北陸地方における首長と畿内の王権との関係や、葬送儀礼の実態を示すものとして、その学術的価値は高い。
関連情報
附指定
漆製品残欠
土器残欠
関連情報
一つ書
一、神獣鏡
一、金属製品
一、碧玉製品
関連情報
附指定
附名称
:
漆製品残欠
附員数
:
一括
附ト書
:
関連情報
附指定
附名称
:
土器残欠
附員数
:
一括
附ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、神獣鏡
一つ書員数
:
一面
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、金属製品
一つ書員数
:
百六十五点
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、碧玉製品
一つ書員数
:
三十四点
ト書
: