国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
近代教科書関係資料
ふりがな
:
きんだいきょうかしょかんけいしりょう
1. 書庫
写真一覧▶
地図表示▶
解説表示▶
員数
:
76420点
種別
:
歴史資料
国
:
日本
時代
:
明治~昭和
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
00156
枝番
:
0
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
2009.07.10(平成21.07.10)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
東京都
所在地
:
東京都北区栄町48-23
保管施設の名称
:
東書文庫
所有者名
:
東京書籍株式会社
管理団体・管理責任者名
:
1. 書庫
解説文:
詳細解説
近代教科書関係資料として最も代表的な資料群。文部省移管の明治期の教科書や、教科書製作の過程を示す原画・板木等からなる。明治初頭から戦後の文部省著作教科書まで、初等・中等教育の資料が系統的に残り、教育史、出版文化史上等に価値が高い。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
添付ファイル
なし
写真一覧
1. 書庫
2.『小学指教図』
3.『単語篇』
4.『尋常小学修身書』教科書・掛図と掛図原画
5.『尋常小学修身掛図 複式編成小学校用』掛図と板木
6.『小学国語読本』
7.『公学校裁縫手芸教授書』
8.『こくご』
写真一覧
1. 書庫
写真一覧
2.『小学指教図』
写真一覧
3.『単語篇』
写真一覧
4.『尋常小学修身書』教科書・掛図と掛図原画
写真一覧
5.『尋常小学修身掛図 複式編成小学校用』掛図と板木
写真一覧
6.『小学国語読本』
写真一覧
7.『公学校裁縫手芸教授書』
写真一覧
8.『こくご』
Loading
Zeom Level
Zoom Mode
解説文
近代教科書関係資料として最も代表的な資料群。文部省移管の明治期の教科書や、教科書製作の過程を示す原画・板木等からなる。明治初頭から戦後の文部省著作教科書まで、初等・中等教育の資料が系統的に残り、教育史、出版文化史上等に価値が高い。
詳細解説▶
詳細解説
本資料は、東京書籍株式会社附設教科書図書館東書文庫で保存されている近代教科書関係の一括資料である。 東京書籍株式会社は明治42年(1909)に創立し、同年から国定教科書の翻刻発行を許可された3社のうちの1社で、教科書発行会社として今日に至っている。第三代社長石川正作は、教科書の散逸を憂い、後世に伝えるため、自社発行の国定教科書のみならず、幅広く教科書関係の資料の収集・保存を企図した。そこで、昭和11年(1936)東書文庫を開設し、教科書の保存と公開を行い、教育史研究に長く寄与してきた。 東書文庫で所蔵する資料は、東京書籍株式会社発行の教科書とその関係資料、文部省から移管された教科書、これらを補完する収集された教科書類で構成され、江戸時代の往来物から現在使用されている教科書まで、系統的・体系的にまとまった資料群である。 今次対象としたのは、このうち明治以降の近代学校教育で用いられた教科書とその関係資料で、明治5年の学制発布後、「小学教則」で標準教科書として示されたものから、昭和24年以降に発行の検定教科書普及前に使用された文部省著作教科書まで、総数76,000点を超えるものである。 教科書類は、小学校、旧制中学校、女学校、師範学校、女子師範学校、実業学校、青年学校、旧制高等専門学校など、明治以降の主に初等・中等教育で用いられた幅広い教科にわたるものである。これらは明治初頭の自由な翻刻発行時代から、明治19年以降の検定期、同37年以降の国定期、戦後の暫定教科書・文部省著作教科書の発行時期まで、制度の流れを追って連綿と保存されており、教育政策や教育観、子供観等の変遷がうかがえる。 なかでも国定教科書については、一般に刊行された供給本とあわせて、文部省から東京書籍株式会社に下付された見本本がまとまって残されている。国定教科書は、文部省で作成した非売品の見本本が翻刻発行会社に渡され、その見本通りに供給本を印刷しなければならなかった。これら見本本や校正に用いられた教科書からは、国定教科書製作の過程がうかがえる。 掛図は重要な視聴覚教材として明治初期から普及したが、大型で保管が難しく、傷みやすいことから、まとまって保存されることは稀である。良好な状態で保存された805点の掛図は国内最大級の規模である。国定期の掛図には、文部省から東京書籍株式会社に下付された見本本も含まれている。 教科書及び掛図の原画や板木も、教科書製作・印刷技術を知ることができる貴重な資料である。 原画144点は、主に昭和初期に東京書籍株式会社が発行した掛図及び教科書の挿絵の原画で、水彩の一枚物のほか油彩や絹本著色のものなども含まれる。 板木は、全て木版で、国定教科書の挿絵に用いられた木口木版の板木などからなる。教科書製作には明治20年代から活版印刷が採り入れられ、鉛版や電胎版による複版等新たな製版・印刷技術が順次採り入れられたが、原版として木版を使用することは昭和10年代まで続いた。 以上のように、本件は近代教科書関係資料として質量ともに最も充実したもので、近代学校教育研究における基礎資料であり、加えて教科書製作過程を伝えることから、我が国の教育史上、出版文化史上等に価値が高い。
関連情報
一つ書
一、教科書類
一、掛図
一、原画
一、板木
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、教科書類
一つ書員数
:
75277点
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、掛図
一つ書員数
:
805点
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、原画
一つ書員数
:
144点
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、板木
一つ書員数
:
194点
ト書
: