国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
映画フィルム「小林富次郎葬儀」
ふりがな
:
えいがふぃるむ「こばやしとみじろうそうぎ」
映画フィルム「小林富次郎葬儀」
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員数
:
2巻
種別
:
歴史資料
国
:
日本
時代
:
明治
年代
:
撮影:明治43 フィルム:1910以前
西暦
:
1910年
作者
:
吉澤商店撮影
寸法・重量
:
ネガフィルム:幅35ミリ 長さ436フィート13コマ
ポジフィルム:幅35ミリ 長さ444フィート13コマ
品質・形状
:
ネガフィルム:可燃性フィルム、オリジナル・ネガフィルム
ポジフィルム:可燃性フィルム、上映用ポジフィルム、1秒16コマで映写して約7分20秒
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
162
枝番
:
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
2011.06.27(平成23.06.27)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
東京都
所在地
:
神奈川県相模原市高根3-1-4
保管施設の名称
:
国立映画アーカイブ相模原分館
所有者名
:
独立行政法人国立美術館
管理団体・管理責任者名
:
映画フィルム「小林富次郎葬儀」
解説文:
詳細解説
明治43年(1910)12月に営まれた現ライオン株式会社創業者小林富次郎の葬儀葬列を撮影した35ミリ、オリジナル・ネガフィルムと上映用ポジフィルム各一巻。我が国で撮影された最初期のフィルムとして日本映画史上きわめて貴重なもの。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
添付ファイル
なし
写真一覧
映画フィルム「小林富次郎葬儀」
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映画フィルム「小林富次郎葬儀」
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解説文
明治43年(1910)12月に営まれた現ライオン株式会社創業者小林富次郎の葬儀葬列を撮影した35ミリ、オリジナル・ネガフィルムと上映用ポジフィルム各一巻。我が国で撮影された最初期のフィルムとして日本映画史上きわめて貴重なもの。
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詳細解説
明治43年12月16日に営まれた、現ライオン株式会社の創業者小林富次郎(嘉永5年(1853)~明治43年(1910))の葬儀葬列を撮影した35ミリ、オリジナル・ネガフィルム(カメラに装填され撮影されたフィルム)およびこれによる35ミリ上映用ポジフィルムの各1巻である。 葬儀に際し、小林富次郎商店が映画制作会社吉澤商店に依頼して、神田柳原河岸の小林商店前、柳原橋、葬祭場となった神田美土代町の東京基督教青年会館前の3カ所で、二頭立馬車の柩車とこれに前後する葬列を約7分20秒間にわたって撮影したもの。 映像は一私人の葬儀であるが、大規模な慈善事業を通じて社会貢献を果たした人物にふさわしく、千数百人が参列した数百メートルにおよぶ葬列には、全国の慈善団体はじめ各界からの百以上の花輪が続き、森下仁丹創業者森下博ら12名の著名人が友人として柩車に随行するなど、大規模な葬送の様子を知ることができる。背景にはコンドルの設計になる東京基督教青年会館などの建造物や街並み、頻繁な市電の往来、一般の通行人などが映り、当時の東京の景観と市民生活の一端を良く伝えている。また、私企業がその創業者の葬儀を記録する意図で映画撮影を依頼した事実は、我が国における映画の普及浸透状況を反映するものとして注目される。 希少な可燃性フィルムであるとともに、我が国で撮影された映画フィルムとして今日確認される最初期のものである。日本映画史上きわめて貴重な遺品であり、学術的価値が高い。
関連情報
一つ書
ネガフィルム
ポジフィルム
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
ネガフィルム
一つ書員数
:
1巻
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
ポジフィルム
一つ書員数
:
1巻
ト書
: