国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 絵唐津芦文大皿
ふりがな えがらつあしもんおおざら
絵唐津芦文大皿
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員数 1枚
種別 工芸品
日本
時代 桃山
年代
西暦
作者
寸法・重量 高8.4 口径35.3 高台径9.7  (㎝)
品質・形状 素地は砂粒混じりの鉄分を多く含む灰褐色陶胎。轆轤成形した大皿。器形は体部が低く立ち上がり、中程を少し絞り込んで段を作り出し、鐔状とする。口辺部は外に大きく開き、口縁端部を上方に引出し、外側に平らな口縁帯を作り出す。外底部には小さな高台を削り出し、体部の腰から高台周辺には篦削り調整を施す。
 内面全面に、左右に下草を配し、茎を上方へと真っ直ぐに伸ばす芦を中央に大きく一本描く。文様は鉄絵具で描き、内外面全体に土灰釉をやや厚く掛けるが、胴裾から外底部は露胎とする。土灰釉はわずかに緑色を帯びた淡灰褐色に発色する。
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 2662
枝番
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 2012.09.06(平成24.09.06)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 京都府
所在地 文化庁 京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85-4
保管施設の名称 文化庁
所有者名 国(文化庁)
管理団体・管理責任者名
絵唐津芦文大皿
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解説文:
唐津の中で鉄絵具で文様を描く絵唐津の作品。口径三五センチを越す大皿で、内面全体に芦の文様を手慣れた筆致で伸びやかに描く。この芦文は絵唐津ではよく用いられる文様であるが、単純な構図ながら器面全体を使い力強く堂々と表現される。
 絵唐津では遺例が極めて少ない完存する大皿で、絵唐津を代表する優品である。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書
  添付ファイル なし