国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
灰被天目茶碗(虹)
ふりがな
:
はいかつぎてんもくちゃわん(にじ)
灰被天目茶碗(虹)
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員数
:
1口
種別
:
工芸品
国
:
中国
時代
:
元
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
高6.9 口径12.2 高台径4.4
(附天目台)高7.8 羽根径15.5 底径7.7 (㎝)
品質・形状
:
(天目茶碗)
素地は黒褐色を呈する陶胎で、硬く焼け締まる天目形の茶碗。口辺はわずかに内にくぼませ再び口縁を外側に捻り返し、胴はわずかに膨らみをもたせる。腰がすぼまり、底には中央がややくぼむ内反り高台を削り出し、高台脇をせまく平に削る。胴下部から底には篦削り調整を施す。内面底部は広く平に仕上げる。
内外面全体には左右に漆黒釉と褐釉を厚く掛け分けて重ねて掛けるが、腰から底は露胎とする。掛け分けの釉境が窯変により銀色に発色し、裾の一部は下地の釉が黄色を呈する。
口縁には銀覆輪がかけられる。高台内に朱銘。高台の一部が欠失する。
(天目台) 明時代(16世紀)
木製黒漆塗り、七稜花形の羽根をした天目台。酸漿の胴には互い違いの二段に各七箇、鐔の表裏には互い違いの二段に各七個、脚には一段に五個、それぞれ螺鈿で梅鉢文を規則的に表す。各梅鉢文の上下には、間に鱗文を廻らした圏線や一重あるいは二重の圏線を廻らす。鐔の縁は微塵の青貝を蒔く。
口縁と裾には真鍮覆輪がかけられる。
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
高台内朱銘「安」
伝来・その他参考となるべき事項
:
足利義政―東大寺四聖坊―東大寺成福院―古川大和大掾―松谷可十郎―北三井家―若狭酒井家―益田家・・・
(付属品)
一、漆塗籐組物挽家 一合
二、白地一重蔓宝尽金襴袋 一箇
三、添状 三通
指定番号(登録番号)
:
2663
枝番
:
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
2012.09.06(平成24.09.06)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
福岡県
所在地
:
九州国立博物館 福岡県太宰府市石坂4-7-2
保管施設の名称
:
九州国立博物館
所有者名
:
国(文化庁)
管理団体・管理責任者名
:
灰被天目茶碗(虹)
解説文:
二重に掛けられた釉のうち下釉の色調が白色系で灰色を呈するものが多いことから灰被と呼ばれる。曜変、油滴、玳玻盞とともに唐物天目茶碗を代表するもので、室町時代末期から桃山時代前半に茶の湯の茶碗として重用された。本茶碗も典型的な天目形をなし、黒釉と黒褐釉が見事に発色し、左右に掛け分けられた斜めの釉境が窯変により銀色を呈し、虹を思わせる釉景色を作り出している。これにより「虹天目」とも呼ばれた。
灰被天目茶碗の中で足利義政所持とされる大名物の一つで、灰被天目茶碗を代表する優品であるとともに、茶道文化史上貴重な遺例である。
関連情報
(情報の有無)
附指定
一つ書
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
灰被天目茶碗(虹)
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灰被天目茶碗(虹)
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解説文
二重に掛けられた釉のうち下釉の色調が白色系で灰色を呈するものが多いことから灰被と呼ばれる。曜変、油滴、玳玻盞とともに唐物天目茶碗を代表するもので、室町時代末期から桃山時代前半に茶の湯の茶碗として重用された。本茶碗も典型的な天目形をなし、黒釉と黒褐釉が見事に発色し、左右に掛け分けられた斜めの釉境が窯変により銀色を呈し、虹を思わせる釉景色を作り出している。これにより「虹天目」とも呼ばれた。 灰被天目茶碗の中で足利義政所持とされる大名物の一つで、灰被天目茶碗を代表する優品であるとともに、茶道文化史上貴重な遺例である。
関連情報
附指定
梅鉢文螺鈿稜花天目台
関連情報
附指定
附名称
:
梅鉢文螺鈿稜花天目台
附員数
:
1口
附ト書
: