国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
九条袈裟〈田相黄山道文綾/条葉紺繻子地諸尊花鳥文刺繍〉
ふりがな
:
くじょうけさ〈でんそうきやまみちもんあや/じょうようこんしゅすじしょそんかちょうもんししゅう〉
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員数
:
1領
種別
:
工芸品
国
:
中国
時代
:
南宋末~明時代
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
縦136.7 横336.2 環径10.5 (㎝)
品質・形状
:
中央部が狭く、左右の丈が長い九条袈裟。田相部に黄地山道文綾(平地緯四枚綾文綾)を用い、それ以外の部分に、経五枚繻子地を用いる。
竪条、横堤、角帖、紐座には、二十三体の諸尊像と飛天のほか、蓮華などの花文、孔雀や尾長鳥などの鳥文を編繡、平繡、鎖繡、纏繡、相良繡で表す。各像の面貌は、眉目を紺糸、鼻梁と口唇を薄紅糸で表し、欠失部分を朱で補筆する。肉身線を薄紅糸で表す。各像及び鳥の体部、花弁や蕾などの部分に綿を入れる。左から第三条目横堤に三星を線で結んだ星辰を表す。竪条と横堤の一部に縫い継ぎがや改変の跡がある。
縁と環座は、紺繻子地に薄黄の平糸で雲文を綴じつける。雲文は、紙胎に金箔紙を置き、その上から撚糸を用いて編繡を施す。部分的に針目を省略して菱形に表した隙間から金箔紙がのぞく。
紐座には浅葱紐(後補)を付し、環座には象牙の円形環を付す。
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
伝無関普門所用(1212~91)
指定番号(登録番号)
:
2670
枝番
:
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
2013.06.19(平成25.06.19)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
京都府
所在地
:
京都府京都市東山区茶屋町527
保管施設の名称
:
京都国立博物館
所有者名
:
天授庵
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
黄山道文綾の上に、紺繻子を縫い合わせた九条袈裟。条葉には如来や天部などの諸尊像、花鳥や唐草、雲などの文様を編繡を主とした刺繡で表す。縁には、編繡による雲文を切付ける。編繡は、国内外共に遺例が極めて少なく、その中でも古い遺例として非常に貴重である。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
なし
添付ファイル
なし
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解説文
黄山道文綾の上に、紺繻子を縫い合わせた九条袈裟。条葉には如来や天部などの諸尊像、花鳥や唐草、雲などの文様を編繡を主とした刺繡で表す。縁には、編繡による雲文を切付ける。編繡は、国内外共に遺例が極めて少なく、その中でも古い遺例として非常に貴重である。