国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
源氏物語〈行幸/〉
ふりがな
:
げんじものがたり みゆき
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員数
:
1帖
種別
:
書跡・典籍
国
:
日本
時代
:
鎌倉
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
縦21.8cm 横14.2cm
品質・形状
:
綴葉装冊子本
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
02598
枝番
:
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
2018.10.31(平成30.10.31)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
福岡県
所在地
:
太宰府市石坂4-7-2
保管施設の名称
:
九州国立博物館
所有者名
:
国(文化庁)
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
詳細解説
本帖は『源氏物語』54巻のうちの「行幸」巻の一帖で、藤原定家(1162~1241)の監督の下に書写された写本の原本にあたる。『源氏物語』の現存最古写本のひとつであり、巻末には定家の注釈である奥入
がある。
関連情報
(情報の有無)
附指定
一つ書
なし
添付ファイル
なし
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解説文
本帖は『源氏物語』54巻のうちの「行幸」巻の一帖で、藤原定家(1162~1241)の監督の下に書写された写本の原本にあたる。『源氏物語』の現存最古写本のひとつであり、巻末には定家の注釈である奥入 がある。
詳細解説▶
詳細解説
本帖は『源氏物語』五四巻の内、「行幸」巻の一帖で、藤原定家(1162~1241)の監督のもと書写された写本の原本である。紫式部が著した『源氏物語』の原本は残されておらず、絵巻の詞書を除けば、これは現存する『源氏物語』のなかで最も古い写本のひとつである。 定家の日記『明月記』には、家中の子女らとともに『源氏物語』書写活動を行う定家の様子がみえており、本帖でも、子女らの記した本文に、定家により行われた墨訂正や補入、見せ消ちなどが見られる。 また本帖には2箇所の朱合点があり、巻末には注釈である奥入がある。奥入は仁和二年(886)の芹川野行幸の記事を記している。 附の内箱は、紫檀地に銀の扇面と金の夕顔図の蒔絵を施し、銀鋲にて滴を表している。加賀前田家に伝来する五十嵐派の蒔絵の作風を呈する本箱は、本帖と共に前田家に伝来したことを示している。 本帖は、『源氏物語』の現存最古写本の一つであり、また藤原定家による監督本の原本にあたり、さらにその中で奥入が残る唯一のものとして、『源氏物語』研究上において極めて価値の高いものである。
関連情報
附指定
附 扇面夕顔蒔絵冊子箱
関連情報
附指定
附名称
:
附 扇面夕顔蒔絵冊子箱
附員数
:
1合
附ト書
: