国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 銅置物「十二の鷹」<鈴木長吉作/>
ふりがな どうおきもの「じゅうにのたか」<すずきちょうきちさく/>
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員数 12体
種別 工芸品
日本
時代 明治
年代 明治26年
西暦 1893
作者 鈴木長吉
寸法・重量 全長42.5~53.5  高27.0~45.0  
幅14.0~51.0  奥行15.0~50.0  (㎝)
重5.4~11.2 (㎏)
品質・形状 銅製鋳造で、それぞれを胴本体、両脚、両翼などの部材に分けて、真鍮素材にて鋳造し、各種鏨による彫金によって細部を彫り出す。その後、金、銀の鍍金、または素銅色、赤銅色、四分一色などの色上げを施して、研磨加工などの表面仕上げを施し、さらに漆、墨などの色差しによって加飾した後、枘差しあるいは螺旋止めによって一体に組み上げる。なお、眼は、金象嵌と赤銅、煮色仕上げによる色絵を施した眼球を別途製作して、裏から嵌め込むほか、嘴、脚の爪は、赤銅色の色上げが施される。
 各一羽ごとの尾翼裏に、太鏨による線刻で「嘉幸」の銘が記される。足裏に、「一」から「十二」の付番が線刻され、または「11」から「14」と黒書される。
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項 コロンブス世界博覧会出品
指定番号(登録番号) 2698
枝番
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 2019.07.23(令和1.07.23)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 石川県
所在地 金沢市出羽町3-2
保管施設の名称 国立工芸館(東京国立近代美術館)
所有者名 独立行政法人国立美術館
管理団体・管理責任者名

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解説文:
鈴木長吉が監修と製作を手がけ、実際に鷹を飼って写生を繰り返し、3年の歳月を費やして製作した。江戸時代以来、高度に発達した刀装金工の技術に加えて、明治に入ってさらに発展した金工技術を遺憾なく発揮し、12羽の鷹の様々な姿をいきいきと表現している。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし