国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
交代寄合西高木家関係資料
ふりがな
:
こうたいよりあいにしたかぎけかんけいしりょう
交代寄合西高木家関係資料
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員数
:
32,756点
種別
:
歴史資料
国
:
日本
時代
:
江戸時代~明治時代
年代
:
17世紀から19世紀
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
217
枝番
:
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
2019.07.23(令和1.07.23)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
愛知県
所在地
:
愛知県名古屋市千種区不老町
保管施設の名称
:
名古屋大学附属図書館
所有者名
:
国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学
管理団体・管理責任者名
:
交代寄合西高木家関係資料
解説文:
詳細解説
江戸幕府の旗本で在地に居住して参勤交代した、交代寄合の格式をもつ西高木家に伝来した資料群である。領地の美濃国時・多良郷における同家の支配や、旗本としての職務、特に美濃郡代とともに洪水が頻発する木曽三川の治水の任にあたった資料が豊富である。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
添付ファイル
なし
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交代寄合西高木家関係資料
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交代寄合西高木家関係資料
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解説文
江戸幕府の旗本で在地に居住して参勤交代した、交代寄合の格式をもつ西高木家に伝来した資料群である。領地の美濃国時・多良郷における同家の支配や、旗本としての職務、特に美濃郡代とともに洪水が頻発する木曽三川の治水の任にあたった資料が豊富である。
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詳細解説
高木家は室町時代後期以来美濃国に勢力をもった土豪で、江戸時代は旗本として同国の交通の要衝である時・多良両郷(現・大垣市)を治めた。高木家は交代寄合という格式を持ち、知行地に在住して参勤交代した。 本資料群は、高木家3家(西・東・北家)のうち最も知行高が大きかった西家に伝来したもので、文書・記録類を中心とし、武芸・故実の伝書類を中心とする典籍類も含む。文書・記録類は、内容から「領地」・「支配」・「家臣」・「勤役」・「治水」に分類される。「領地」・「支配」は主として西高木家本領の多良村・時村に関する土地支配や戸口、年貢などに関する資料からなる。「家臣」は家臣の分限帳や禄の給付、「勤役」は幕府への公役の奉仕、参勤交代に関する資料から構成される。 「治水」は、洪水常襲地帯の木曽三川(木曽川・長良川・揖斐川)流域における西高木家の治水に係る資料で員数は1万2千点を超える。普請関係では木曽三川を大規模な治水工事によって分流させようとした宝暦の治水(1753~1755)に係る資料が特筆される。同事業に関する西高木家の公的日記「蒼海記」等の記録類が豊富に残る。江戸時代後期作成の、縦約155センチメートル、横約200センチメートルの絵図に描いた「〔濃州・勢州・尾州大小川々絵図〕」2点は宝暦の治水事業以前と以後の木曽三川の有り様を描く。高木3家が宝永2年(1705)以来輪番制で同流域を巡回して河道維持をはかった活動については「川通御用日記」等が残る。 本資料は江戸時代の交代寄合西高木家の職務と支配の実態をよく示す。なかでも治水関係の資料は、木曽三川流域における同時代の河川行政の実態を伝える。河川の水量や水流、災害時の減災などに留意した治水のあり方を窺わせる記録・絵図資料が多数含まれる。以上、本件は政治史、社会経済史のみならず、土木技術史・治水思想史、さらには古文書学等の研究上に学術価値が高い。
関連情報
一つ書
文書・記録類
典籍類
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
文書・記録類
一つ書員数
:
32647点
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
典籍類
一つ書員数
:
109点
ト書
: