国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
京都電気鉄道電車(京都市交通局二号電車)
ふりがな
:
きゅうきょうとでんきてつどうでんしゃ(きょうとしこうつうきょくにごうでんしゃ)
京都電気鉄道電車
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員数
:
1両
種別
:
歴史資料
国
:
日本
時代
:
明治
年代
:
20世紀
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
224
枝番
:
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
2020.09.30(令和2.09.30)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
京都府
所在地
:
京都府京都市左京区岡崎西天王町97
保管施設の名称
:
所有者名
:
宗教法人平安神宮
管理団体・管理責任者名
:
京都電気鉄道電車
解説文:
詳細解説
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
京都電気鉄道電車
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京都電気鉄道電車
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詳細解説
本車輛は、我が国最初の公共電気軌道を開業した京都電気鉄道株式会社(通称京電、以下「京電」という。)にて使用された路面電車のうち現存する最も製造年代の古い車輌で、明治四十四年(一九一一)に大阪府堺市の梅鉢鉄工場にて製造された三十三両のうちの一両である。 京電は、琵琶湖疏水の水力を利用した日本で最初の事業用水力発電所である蹴上発電所の電力を使用し、明治二十八年(一八九五)二月に市内と伏見を結ぶ伏見線を最初に開通させた。四月には蹴上に近い岡崎で開催された第四回内国勧業博覧会に合わせ、七条停車場―南禅寺間を開業させ、以後市内路線網を拡大していった。しかし、大正七年(一九一八)に京電は京都市に買収され、本車輌も一三三両の狭軌車輌(大型車)の一両として市に移管され、狭軌第五十二号(N52)となった。昭和三十年(一九五五)の車番変更で二号となり、北野線が廃止される直前の同三十六年四月まで使用された。同年十二月に平安神宮神苑に移設され現在に至る。 車輌は、車体長二七フィート、幅六フィート六インチを測る九枚窓の大型車で、木製台枠上に木製車体を載せる。台車は車体と一体化した単台車で、米国ブリル社製Brill21-E型である。電動機は当初は米国ゼネラル・エレクトリック社製のGE800型を搭載したが、昭和三十四年に神戸製鋼所鳥羽工場製Tb-23C型に交換されている。車体の平面構成は、路面電車一般のもので、前後に運転台と乗降口を兼ねた出入台があり、中央部を客室とする。車体は下部が絞られる形状(裾絞り)を採用し客室内の空間を広くとり、座席はモケット張りのロングシートとする。なお、出入台の屋根と客室仕切りの間の上部の金具や、モニタールーフの明かり窓に京電の社章があしらわれるなど、本車輌は一部改造箇所があるものの、製造当初の構造、部品を残しながら廃車時の状態を良く伝える。 なお、京都市交通局に残される簿冊「狭軌木造単車(1)」中の文書、図面により、本車輌の製造から改修の履歴を確認できる点は貴重である。 本車輌は電装品や台車等に外国製品を用いながら日本製の車体に組み合わせて、国内製造所によって完成された。国産単台車の造形の規範となった車輌で、先駆的な初期国産路面電車として交通史上、科学技術史上に価値が高い。