国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
銅色絵蘭陵王置物〈海野勝珉作/〉
ふりがな
:
どういろえらんりょうおうおきもの〈うんのしょうみんさく/〉
地図表示▶
詳細解説表示▶
員数
:
1軀
種別
:
工芸品
国
:
日本
時代
:
明治
年代
:
明治23
西暦
:
1890
作者
:
海野勝珉
寸法・重量
:
(蘭陵王)高33.5cm 幅32.0cm 奥行28.0cm 重量4.56kg
(面箱)高9.9cm 幅10.2cm 奥行14.5cm
(台)高10.7cm 幅61.0cm 奥行55.0cm
品質・形状
:
銅を主体とし、主として鍛造により製作した各部に、さまざまな色(いろ)金(がね)を用いて彫金を加え、顔貌や細部の文様を表現している。特に、装束の立体的な文様は、肉合(ししあい)彫りにより凹凸をつけた銅地金に鑞(ろう)材を塗り、色金の板を焼き付けて鑞付けする色絵の技法が用いられている。演者の被る陵王面は取り外し可能で、右手に持つ桴(ばち)は螺子で留める仕掛けとしている。
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
2705
枝番
:
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
2023.06.27(令和5.06.27)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
東京都
所在地
:
東京都千代田区千代田1-8皇居東御苑内
保管施設の名称
:
皇居三の丸尚蔵館
所有者名
:
国(文化庁保管)
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
詳細解説
関連情報
(情報の有無)
附指定
一つ書
なし
添付ファイル
なし
Loading
Zeom Level
Zoom Mode
詳細解説
舞楽「蘭陵王」を舞う演者の姿を模した置物である。明治時代に活躍した彫金家、海野勝珉(一八四四~一九一五)が製作したもので、第三回内国勧業博覧会に出品され、一等妙技賞を受賞した。 銅を主体とし、主として鍛造により製作した各部に、さまざまな色金を用いて彫金を加え、顔貌や細部の文様を表現している。特に、装束の立体的な文様は、肉合(ししあい)彫りにより凹凸をつけた銅地金に鑞(ろう)材を塗り、色金の板を焼き付けて鑞付けする色絵の技法が用いられている。演者の被る陵王面は取り外し可能で、右手に持つ桴(ばち)は螺子で留める仕掛けとしている。 本作品は、近世以来の装剣金具に用いる彫金技法を駆使し、そこへ近代彫刻的な要素を加味した、海野勝珉の代表作であり、明治中頃という時代を象徴する金工作品であるともいえる。 また、本作品に附属する黒檀地(こくたんじ)木画(もくが)花文面箱および台は、木工家の木内半古(一八五五~一九三三)の手になるものである。
関連情報
附指定
黒檀地木画花文面箱〈木内半古作/〉
黒檀地木画花文台〈木内半古作/〉
関連情報
附指定
附名称
:
黒檀地木画花文面箱〈木内半古作/〉
附員数
:
1合
附ト書
:
関連情報
附指定
附名称
:
黒檀地木画花文台〈木内半古作/〉
附員数
:
1基
附ト書
: