国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
言継卿記
附 写本〈享保八年/〉
ふりがな
:
ときつぐきょうき
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員数
:
35冊
1冊
種別
:
古文書
国
:
日本
時代
:
室町~安土桃山時代
年代
:
16世紀
西暦
:
1527~1576年
作者
:
山科言継
寸法・重量
:
各 縦26.5 横22.4程度
品質・形状
:
紙本墨書
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
739
枝番
:
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
2023.06.27(令和5.06.27)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
東京都
所在地
:
東京都文京区本郷7-3-1
保管施設の名称
:
東京大学史料編纂所
所有者名
:
国立大学法人東京大学
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
詳細解説
『言継卿記』は、正二位権大納言山科言継(一五〇七~一五七九)の日記であり、戦国期の日記を代表するものの一つである。大永七年(一五二七)から天正四年(一五七六)のうち四〇年分の原本が伝わる。山科家は内蔵寮を管領し、また言継が医薬・文芸・音楽・故実(こじつ)などに堪能であったことから、それらの関係記事も豊富である。ほぼ全てに紙背文書があり、総数は二九一七通にもおよぶ。
このように本書は言継自筆の同時代史料であり、室町時代後期から安土桃山時代にかけて室町幕府・将軍の動静をめぐる政治状況をはじめ、社会・経済・文化など、多方面の研究において極めて価値が高い。
なお、言継自筆原本は他に京都大学附属図書館に一冊(菊亭本)、天理大学附属天理図書館に三冊(別記)が所蔵されている。附とした写本は前記菊亭本享保八年の写本である。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
なし
添付ファイル
なし
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解説文
『言継卿記』は、正二位権大納言山科言継(一五〇七~一五七九)の日記であり、戦国期の日記を代表するものの一つである。大永七年(一五二七)から天正四年(一五七六)のうち四〇年分の原本が伝わる。山科家は内蔵寮を管領し、また言継が医薬・文芸・音楽・故実(こじつ)などに堪能であったことから、それらの関係記事も豊富である。ほぼ全てに紙背文書があり、総数は二九一七通にもおよぶ。 このように本書は言継自筆の同時代史料であり、室町時代後期から安土桃山時代にかけて室町幕府・将軍の動静をめぐる政治状況をはじめ、社会・経済・文化など、多方面の研究において極めて価値が高い。 なお、言継自筆原本は他に京都大学附属図書館に一冊(菊亭本)、天理大学附属天理図書館に三冊(別記)が所蔵されている。附とした写本は前記菊亭本享保八年の写本である。
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詳細解説
『言継卿記』は、正二位権大納言山科言継(一五〇七~一五七九)の日記であり、戦国期の日記を代表するものの一つである。言継自筆本は、東京大学史料編纂所所蔵の日次記三五冊(以下本書と略す)のほか、天正四年日次記(菊亭本)一冊が京都大学附属図書館に、別記三冊が天理大学附属天理図書館に所蔵されている。附とした写本は前記菊亭本享保八年の写本である。 山科家は藤原北家の一流冷泉家の分家で、南北朝時代、冷泉教行が山科七郷を家領としたことにちなみ、山科を家名とした。 『言継卿記』は、言継二一歳(当時正五位下右少将兼内蔵頭)の大永七年(一五二七)から、七〇歳(正二位権大納言)の天正四年(一五七六)まで、ほぼ五〇年間にわたる日々の出来事の記録を伝えている。このうち一年を通じて日次記が残っているのは大永七年など一四年分であり、享禄三年など一一年分は欠年である。 本書には、弘治二年(一五五六)から同三年にかけて駿河に下向した時期を除き、ほとんどすべてに紙背文書が存在している。総数は二九一七通(懸紙を除けば二八九六通)で、大半は書状、和歌詠草、折紙、申文、番帳である。内容は書籍の貸借・書写、衣装の貸借・調製、所領関係、売買貸借であり、年次推定の困難なものが多い。 本書は、戦国期の室町幕府・将軍の動静をめぐる政治状況をはじめ、言継の目を通した当時の社会状況や山科家の管轄する内蔵寮や家政経済に関する記事が豊富である。さらに言継は音楽・文芸・医薬に堪能であり、その関連記事も多い。このように本書は言継自筆の同時代史料であり、戦国期研究において、きわめて価値が高い。