国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 絵師草紙
ふりがな えしのそうし
絵師草紙
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員数 1巻
種別 絵画
日本
時代 鎌倉時代
年代 14世紀
西暦
作者
寸法・重量 縦30.0センチ 長787.5センチ
品質・形状 紙本着色 巻子装
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項 …古筆了伴―徳川家慶(弘化五年献上)…天璋院…徳川家達(明治十六年再発見)―皇室(明治二十年献上)―国(宮内庁三の丸尚蔵館保管、平成元年寄贈)―国(文化庁保管、皇居三の丸尚蔵館収蔵、令和五年移管)
指定番号(登録番号) 2138
枝番
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 2025.09.26(令和7.09.26)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 東京都
所在地 東京都千代田区千代田
保管施設の名称 皇居三の丸尚蔵館
所有者名 国(文化庁)
管理団体・管理責任者名
絵師草紙
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解説文:
ある貧しい絵師が天皇から領地を与えられ、いったんは驚喜したが、結局年貢は手に入らず、将来を悲観した絵師は息子を出家させることにし、この間の顚末を文章と絵であらわしたと称する絵巻で、後醍醐天皇(1288~1339)親政期の社会の細部に光をあてたと解しうる内容となっている。絵は堅実な構成と正確な描線、表情豊かで滑稽味のある人物描写と貧しさを際立たせる情景描写に優れる一方、主人公たる絵師の描写には巧拙があり、そこにもこの絵巻を描いた絵師の立場が反映しているとみられる。特色ある中世絵巻として貴重である。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし