国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
青森県大平山元遺跡出土品
ふりがな
:
あおもりけんおおだいやまもといせきしゅつどひん
青森県大平山元遺跡出土品(神子柴・長者久保石器群(Ⅰ遺跡・Ⅱ遺跡))
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員数
:
一括
種別
:
考古資料
国
:
日本
時代
:
後期旧石器時代後半~縄文時代初頭
年代
:
約25000~15000年前
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
683
枝番
:
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
2025.09.26(令和7.09.26)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
青森県
所在地
:
青森県青森市本町2丁目8-14・青森県東津軽郡外ヶ浜町字蟹田大平沢辺46-4
保管施設の名称
:
青森県立郷土館・大平山元遺跡展示施設むーもん館
所有者名
:
青森県・外ヶ浜町
管理団体・管理責任者名
:
青森県大平山元遺跡出土品(神子柴・長者久保石器群(Ⅰ遺跡・Ⅱ遺跡))
解説文:
詳細解説
大平山元遺跡は、津軽半島の北東部、蟹田川(かにたがわ)の左岸に立地する後期旧石器時代後半から縄文時代初頭にかけての遺跡群である。蟹田川の上流には石器石材となる珪質頁岩(けいしつけつがん)の産出地が確認されており、遺跡内でも珪質頁岩による石器製作と利用の実態がよく窺える。
その内容には、層位や地点を違えて出土した、後期旧石器時代後半期の北海道方面や関東・中部地方との関係を示す石器群、後期旧石器時代終末から縄文時代初頭の神子柴(みこしば)・長者久保(ちょうじゃくぼ)石器群が認められる。神子柴・長者久保石器群は、大形の石斧や、そこに含まれる縄文時代的な土器片・石鏃が特徴で、当該石器群が土器出現期にあたる、重要な成果を示した。土器片は放射性炭素年代測定により、北東アジアの中でも最古級に位置付けられている。
これらは、北東北における後期旧石器時代後半から縄文時代初頭に至るまでの石器組成・道具構成の変遷過程と石器製作技術をよく示し、縄文時代への移行の在り方を考究する上でも重要である。
関連情報
(情報の有無)
附指定
一つ書
添付ファイル
なし
写真一覧
青森県大平山元遺跡出土品(神子柴・長者久保石器群(Ⅰ遺跡・Ⅱ遺跡))
土器片(大平山元Ⅰ遺跡)
青森県大平山元遺跡出土品(細石刃石器群・尖頭器石器群)
石器製作関連資料(接合資料と石核)
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青森県大平山元遺跡出土品(神子柴・長者久保石器群(Ⅰ遺跡・Ⅱ遺跡))
写真一覧
土器片(大平山元Ⅰ遺跡)
写真一覧
青森県大平山元遺跡出土品(細石刃石器群・尖頭器石器群)
写真一覧
石器製作関連資料(接合資料と石核)
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解説文
大平山元遺跡は、津軽半島の北東部、蟹田川(かにたがわ)の左岸に立地する後期旧石器時代後半から縄文時代初頭にかけての遺跡群である。蟹田川の上流には石器石材となる珪質頁岩(けいしつけつがん)の産出地が確認されており、遺跡内でも珪質頁岩による石器製作と利用の実態がよく窺える。 その内容には、層位や地点を違えて出土した、後期旧石器時代後半期の北海道方面や関東・中部地方との関係を示す石器群、後期旧石器時代終末から縄文時代初頭の神子柴(みこしば)・長者久保(ちょうじゃくぼ)石器群が認められる。神子柴・長者久保石器群は、大形の石斧や、そこに含まれる縄文時代的な土器片・石鏃が特徴で、当該石器群が土器出現期にあたる、重要な成果を示した。土器片は放射性炭素年代測定により、北東アジアの中でも最古級に位置付けられている。 これらは、北東北における後期旧石器時代後半から縄文時代初頭に至るまでの石器組成・道具構成の変遷過程と石器製作技術をよく示し、縄文時代への移行の在り方を考究する上でも重要である。
詳細解説▶
詳細解説
大平山元遺跡は、青森県外ヶ浜町に所在し、津軽半島の北東部、蟹田川の支流である高石股沢左岸に立地する、後期旧石器時代後半から縄文時代初頭の遺跡である。蟹田川の上流には、石器石材となる珪質頁岩の産出地が確認されている。 本一括は、大平山元Ⅰ遺跡および大平山元Ⅱ遺跡から出土石器群で、Ⅰ遺跡では後期旧石器時代終末期から縄文時代初頭の神子柴・長者久保石器群、Ⅱ遺跡では主に、後期旧石器時代後半期の細石刃石器群・尖頭器石器群などが、層位や地点を違えて認識されている。 Ⅱ遺跡には、幌加型細石刃核原形や湧別技法がわかる接合資料などを含む細石刃石器群、有樋尖頭器が特徴の尖頭器石器群などが認められ、前者が北海道方面、後者は関東・中部高地方面との関係性が窺える。また、大形石斧の未成品や、埋納によってまとまって出土した大形の石刃など、神子柴・長者久保石器群の一部も確認されている。 Ⅰ遺跡には、大形石斧や尖頭器、彫掻削器などの複合的な加工具などで構成される神子柴・長者久保石器群中に、縄文時代的な石鏃や土器片を含むことが特筆され、後期旧石器時代から縄文時代へ移行する様相をよく表している。大形石斧における在地の珪質頁岩とは異なる石材利用や、未成品や未使用状態で出土する石器の存在も特徴的である。土器片は、放射性炭素年代測定によると、およそ15500から16000calBPという較正年代が示され、東北アジアの中で最古級に位置付けられている。 多くの接合資料からは、原石の搬入状況や遺跡内での石器製作の技術と過程がよく理解できる。 本資料における一連の調査は、Ⅰ遺跡では神子柴・長者久保石器群に土器が伴うことを明らかにし、当該石器群が土器出現期にあたるといった、重要な成果を示した。理化学的分析の成果は、土器出現の年代や意義の見直し、現行の時代区分への再評価を含む問題提起の根拠となり、考古学史上の意義も大きい。また、Ⅱ遺跡での複数期に亘る石器群の発見は、北東北の後期旧石器時代後半における様相の解明に大きく寄与している。 以上本一括は、北東北における後期旧石器時代後半から縄文時代初頭へと至るまでの石器組成と土器の出現を含む道具構成の変遷過程、それぞれの石器製作における諸特徴と技術をよく示している。これらを一つの遺跡群で把握できる事例は北東北において他になく、後期旧石器時代から縄文時代への移行の在り方を考究するうえで欠かせない一括資料であり、きわめて学術的価値は高い。
関連情報
附指定
剝片
削片
石核
剝片・砕片
削片
石核
原石
関連情報
一つ書
石器
接合資料
土器片
石器
接合資料
土器片
関連情報
附指定
附名称
:
剝片
附員数
:
4点
附ト書
:
以上昭和50年から53年出土
関連情報
附指定
附名称
:
削片
附員数
:
11点
附ト書
:
以上昭和50年から53年出土
関連情報
附指定
附名称
:
石核
附員数
:
22点
附ト書
:
以上昭和50年から53年出土
関連情報
附指定
附名称
:
剝片・砕片
附員数
:
54点
附ト書
:
以上平成元年・10年・15年出土
関連情報
附指定
附名称
:
削片
附員数
:
15点
附ト書
:
以上平成元年・10年・15年出土
関連情報
附指定
附名称
:
石核
附員数
:
22点
附ト書
:
以上平成元年・10年・15年出土
関連情報
附指定
附名称
:
原石
附員数
:
2点
附ト書
:
以上平成元年・10年・15年出土
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
石器
一つ書員数
:
146点
ト書
:
以上昭和50年から53年出土
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
接合資料
一つ書員数
:
26組
ト書
:
以上昭和50年から53年出土
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
土器片
一つ書員数
:
18点
ト書
:
以上昭和50年から53年出土
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
石器
一つ書員数
:
206点
ト書
:
以上平成元年・10年・15年出土
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
接合資料
一つ書員数
:
17組
ト書
:
以上平成元年・10年・15年出土
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
土器片
一つ書員数
:
27点
ト書
:
以上平成元年・10年・15年出土