国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 金光明最勝王経
ふりがな こんこうみょうさいしょうおうきょう
金光明最勝王経巻第一(巻頭)
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員数 10帖
種別 書跡・典籍
日本
時代 奈良
年代
西暦
作者
寸法・重量 (各帖表紙) 縦24.4㎝前後 横8.3㎝前後
品質・形状 紙本墨書
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 2617
枝番
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 2025.09.26(令和7.09.26)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 福岡県
所在地
保管施設の名称
所有者名
管理団体・管理責任者名
金光明最勝王経巻第一(巻頭)
写真一覧
解説文:
義浄(635~713)による漢訳経典である金光明最勝王経は、我が国では天武朝以降、護国の経典として重視されてきた。奈良時代には、聖武天皇による、いわゆる国分寺造立の詔で、国分僧寺に納経が命じられた。
 九州大学所有の本経には、平安時代後期の訓点、カナが明瞭に残されている。訓点は、巻第一の序品のみ朱で記され、以下はすべて白にて記される。朱点・白点とも東大寺点(三論宗点)に属する。もとは石山寺一切経の一部で、奈良時代の写本である。奈良時代写経の金光明最勝王経全10巻で完存するのは、西大寺本(国宝)と本経のみである。
平安時代後期の古訓点を備える資料として、奈良時代の写経として、国語学史上、仏教史上において大変貴重である。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし