国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
流水文銅鐸
ふりがな
:
りゅうすいもんどうたく
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員数
:
1口
種別
:
考古資料
国
:
日本
時代
:
弥生
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
00408
枝番
:
00
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
1985.06.06(昭和60.06.06)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
兵庫県
所在地
:
西宮市松下町2-28
保管施設の名称
:
財団法人辰馬考古資料館
所有者名
:
財団法人辰馬考古資料館
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
詳細解説
鋳銅。比較的厚手な鋳成で、両側共、身の中央部より下方にかけての反りが強く、裾が広がる安定した形態の銅鐸である。
やや幅広の両鰭は裾にかけて幅を増し、左右各三箇の飾耳を付け鈕の周囲にも三箇を飾る。
鐸身は、両面共文様の基本には差異はないが、一面では肩に接した上部と身中央に斜格子文を施した横帯を設けて上下に分け、それぞれに四段の流水文が施されている。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
なし
添付ファイル
なし
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解説文
鋳銅。比較的厚手な鋳成で、両側共、身の中央部より下方にかけての反りが強く、裾が広がる安定した形態の銅鐸である。 やや幅広の両鰭は裾にかけて幅を増し、左右各三箇の飾耳を付け鈕の周囲にも三箇を飾る。 鐸身は、両面共文様の基本には差異はないが、一面では肩に接した上部と身中央に斜格子文を施した横帯を設けて上下に分け、それぞれに四段の流水文が施されている。
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詳細解説
鋳銅。比較的厚手な鋳成で、両側共、身の中央部より下方にかけての反りが強く、裾が広がる安定した形態の銅鐸である。 やや幅広の両鰭は裾にかけて幅を増し、左右各三箇の飾耳を付け鈕の周囲にも三箇を飾る。 鐸身は、両面共文様の基本には差異はないが、一面では肩に接した上部と身中央に斜格子文を施した横帯を設けて上下に分け、それぞれに四段の流水文が施されている。裾幅は比較的広く設け、上側に鹿の列を鋳出し、上方には太い三本の条帯とその上部に鋸歯文を連ね裾横帯文となす。他の一面では裾部の条帯は同様であるが、身の中央の横帯を省き、全面に非対称的な九段の流水文が施されている。裾には背中合わせの双頭渦巻文を左右に二箇ずつ縦位に鋳表す。 鰭は鋸歯文をめぐらし、飾耳の部分では、それぞれ四条の平行線を施し区画している。鈕はこの延長を外帯とするが、一面では、その内側にも鋸歯文がめぐると共に、隆起部を中にして綾杉文、鋸歯文、さらに低い隆起部を中にした綾杉文が続き鈕孔となる。他の面も同様であるが、外帯のすぐ内側のみ、鋸歯文のほか双頭渦巻文四箇が表されている。 一方の鰭最下部の飾耳は欠失し、一面の裾縁切込みの一方端部が欠損。個々の流水文は粗く大振りに施され、文様面にも磨滅がみられるが、全体に整美な調子を整えた文様で鋳上がりはよく、保存状態は良好である。