国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
北海道湯の里4遺跡土壙出土品
ふりがな
:
ほっかいどうゆのさとよんいせきどこうしゅつどひん
石製垂飾・石製小玉
写真一覧▶
地図表示▶
解説表示▶
員数
:
一括
種別
:
考古資料
国
:
日本
時代
:
旧石器
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
00470
枝番
:
00
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
1991.06.21(平成3.06.21)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
北海道
所在地
:
上磯郡知内町重内31-47
保管施設の名称
:
知内町郷土館
所有者名
:
知内町
管理団体・管理責任者名
:
石製垂飾・石製小玉
解説文:
詳細解説
湯の里4遺跡は北海道上磯郡知内町にあり、知内川の支流である出石川の右岸の段丘上に立地する。
本件は、旧石器時代に所属する土壙から出土した一括遺物で、玉類五箇、石刃一箇、細石刃二箇、石刃核四箇、剥片二箇がその内容である。
関連情報
(情報の有無)
附指定
一つ書
添付ファイル
なし
写真一覧
石製垂飾・石製小玉
石刃核
石製垂飾・石製小玉・石刃核・石刃・細石刃
琥珀垂飾
石製垂飾・石製小玉・琥珀垂飾(レプリカ)
写真一覧
石製垂飾・石製小玉
写真一覧
石刃核
写真一覧
石製垂飾・石製小玉・石刃核・石刃・細石刃
写真一覧
琥珀垂飾
写真一覧
石製垂飾・石製小玉・琥珀垂飾(レプリカ)
Loading
Zeom Level
Zoom Mode
解説文
湯の里4遺跡は北海道上磯郡知内町にあり、知内川の支流である出石川の右岸の段丘上に立地する。 本件は、旧石器時代に所属する土壙から出土した一括遺物で、玉類五箇、石刃一箇、細石刃二箇、石刃核四箇、剥片二箇がその内容である。
詳細解説▶
詳細解説
湯の里4遺跡は北海道上磯郡知内町にあり、知内川の支流である出石【いづし】川の右岸の段丘上に立地する。標高は三〇~三七メートルを測る。 昭和五十八年、津軽海峡線建設に先立つ発掘調査(調査面積約三九〇〇平方メートル)が行われ、その結果、本遺跡は旧石器時代から続縄文【ぞくじようもん】時代(弥生時代)にまでおよぶ遺跡であることが判明した。 本遺品はこのうち旧石器時代に所属する土壙から出土した一括遺物で、玉類五箇、石刃【せきじん】一箇、細石刃二箇、石刃核【せきじんかく】四箇、剥片【はくへん】二箇がその内容である。 本遺品を出土した土壙から採取した土壌の分析の結果、高等動物に特徴的な脂肪酸【しぼうさん】とコレステロールが認められ、本土壙は旧石器時代に所属する墓と考えられている。墓と考えられる遺構としては現在までのところ日本最古のものである。土壙内より出土した石製・琥珀【こはく】製の装飾品は日本で最も古い装飾品であり、墓への副葬品であるとすることができる。これらの石製品は国内では美利河1遺跡で類例が認められている。また、大陸側では石製・琥珀のビーズを副葬品として墓に入れる例がカムチャツカ半島でみられる。 湯の里4遺跡土壙出土品は、日本列島における墓制の起源を旧石器時代にまでさかのぼらせた点で重要である。しかし、それのみでなく北海道と大陸側の旧石器時代石器群の具体的な比較の手がかり、人や物資の交流・交易(玉類の原材であるダナイトはバイカル湖周辺の蛇紋岩【じやもんがん】地帯の原産と考えられている)、副葬品からうかがうことのできる習俗の実態を考えるうえでも貴重な学術資料といえよう。
関連情報
附指定
剥片
関連情報
一つ書
一、玉類
石製小玉
石製垂飾
琥珀垂飾
一、石刃
一、石刃核
一、細石刃
関連情報
附指定
附名称
:
剥片
附員数
:
二箇
附ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、玉類
一つ書員数
:
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
石製小玉
一つ書員数
:
三箇
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
石製垂飾
一つ書員数
:
一箇
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
琥珀垂飾
一つ書員数
:
一箇
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、石刃
一つ書員数
:
一箇
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、石刃核
一つ書員数
:
四箇
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、細石刃
一つ書員数
:
二箇
ト書
: