国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
新潟県笹山遺跡出土深鉢形土器
ふりがな
:
にいがたけんささやまいせきしゅつどふかばちがたどき
新潟県笹山遺跡出土深鉢形土器 五十七点
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員数
:
57点
種別
:
考古資料
国
:
日本
時代
:
縄文
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
00039
枝番
:
00
国宝・重文区分
:
国宝
重文指定年月日
:
1992.06.22(平成4.06.22)
国宝指定年月日
:
1999.06.07(平成11.06.07)
追加年月日
:
所在都道府県
:
新潟県
所在地
:
十日町市西本町1-448-9
保管施設の名称
:
十日町市博物館新館
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
新潟県笹山遺跡出土深鉢形土器 五十七点
解説文:
詳細解説
本件は二〇箇体まとまって出土した火焔形土器を中心とする深鉢形土器五十七点。また同時期の土器・土製品・石器・石製品などを附指定するものである。附指定の内訳は土器・土製品類七十二点、石器・石製品類七百九十一点およびベンガラ塊八点である。
関連情報
(情報の有無)
附指定
一つ書
なし
添付ファイル
なし
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新潟県笹山遺跡出土深鉢形土器 五十七点
新潟県笹山遺跡出土品
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新潟県笹山遺跡出土深鉢形土器 五十七点
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新潟県笹山遺跡出土品
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解説文
本件は二〇箇体まとまって出土した火焔形土器を中心とする深鉢形土器五十七点。また同時期の土器・土製品・石器・石製品などを附指定するものである。附指定の内訳は土器・土製品類七十二点、石器・石製品類七百九十一点およびベンガラ塊八点である。
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詳細解説
本件は二〇箇体まとまって出土した火焔形【かえんがた】土器を中心とする深鉢形土器五十七点。また同時期の土器・土製品・石器・石製品などを附【つけたり】指定するものである。附指定の内訳は土器・土製品類七十二点、石器・石製品類七百九十一点およびベンガラ塊八点である。 笹山遺跡は、信濃川右岸段丘上の標高一七〇~一八〇メートルの緩【ゆる】やかな傾斜面に立地し、十日町市笹山野球場の建設事業に伴う発掘調査で発見された。調査は昭和五十五年から昭和六十一年まで行われた。遺跡の規模は約三万平方メートルに及び、縄文時代中期の大集落であることが判明した。遺跡の約三分の一の調査によって、一二八軒の住居跡【じゆうきよあと】をはじめ、多数の土壙・埋甕【うめがめ】が発見されている。 本遺跡を特徴づける遺物は、二〇箇体まとまって出土した火焔形土器である。その内訳は「鶏頭冠【けいとうかん】」と称されるもの一四箇、「王冠形【おうかんがた】」と称されるもの六箇であるが、これほどまとまって火焔形土器が良好な残存状態で出土した例は希有【けう】である。在地【ざいち】の土器である火焔形土器のほかに東北・中部高地・北陸と各地域の器形【きけい】や文様構成の影響を受けた土器も存在する。このような土器様相は本地域の特色をよく示しているといえよう。土製品は土偶【どぐう】・耳飾【みみかざり】・円盤【えんばん】・三角とう【さんかくとう】が出土している。土偶三四箇のうち二九箇は三角形の小形土偶であり、この地域の土偶の特徴を示している。三角とうは装飾品と考えられているものであるが、具体的な用途については不明である。同形態の石製のものも存在している。三角とうも小形の三角形土偶同様、この地域・時期に出現する特徴的な作品である。石器・石製品では打製石斧【だせいせきふ】(三八四箇)、磨石【すりいし】・敲石【たたきいし】・凹石【くぼみいし】類(二六八箇)が極めて多く、石鏃【せきぞく】(二八箇)が少ないことが特徴としてあげられる。 本一括品は、縄文時代を代表するといわれる火焔形土器が今までになく質・量ともに豊富であることと、火焔形土器が製作された時期・地域の集落のあり方、生活の様相を知るうえで極めて貴重な学術資料といえよう。
関連情報
附指定
一、土器・土製品類
一、石器・石製品類
一、ベンガラ塊
関連情報
附指定
附名称
:
一、土器・土製品類
附員数
:
七十二点
附ト書
:
関連情報
附指定
附名称
:
一、石器・石製品類
附員数
:
七百九十一点
附ト書
:
関連情報
附指定
附名称
:
一、ベンガラ塊
附員数
:
八点
附ト書
: