国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
長野県川原田遺跡出土品
ふりがな
:
ながのけんかわらだいせきしゅつどひん
長野県川原田遺跡出土品
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員数
:
一括
種別
:
考古資料
国
:
日本
時代
:
縄文
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
00527
枝番
:
00
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
1999.06.07(平成11.06.07)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
長野県
所在地
:
北佐久郡御代田町大字御代田2464-2
保管施設の名称
:
御代田町
所有者名
:
御代田町
管理団体・管理責任者名
:
長野県川原田遺跡出土品
解説文:
詳細解説
本件は、長野県川原田遺跡から出土した、縄文時代中期の資料である。
深鉢形土器三〇点・浅鉢形土器一点、耳飾・土偶残欠・土製円盤等の土製品類三九点、石鏃・石錐・打製石斧・軽石製品等の石器・石製品類七六点で構成される。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
添付ファイル
なし
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長野県川原田遺跡出土品
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長野県川原田遺跡出土品
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解説文
本件は、長野県川原田遺跡から出土した、縄文時代中期の資料である。 深鉢形土器三〇点・浅鉢形土器一点、耳飾・土偶残欠・土製円盤等の土製品類三九点、石鏃・石錐・打製石斧・軽石製品等の石器・石製品類七六点で構成される。
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詳細解説
本件は、長野県川原田遺跡から出土した、縄文時代中期の資料である。 遺跡は、長野県北佐久郡御代田町大字塩野字川原田に所在する。この地は、浅間山南麓の尾根上で、西側には真楽寺の「大沼の池」が、東側には「湧玉【わくたま】の湧水」が所在する水利に恵まれた地で、標高約八八〇メートルを測る。 調査は、県営土地改良総合整備事業に先立って平成二年に実施された。その結果、遺跡全域(八、八〇〇平方メートル)の範囲から、縄文時代前期の竪穴住居跡六軒・土坑二基、同中期の竪穴住居跡四六軒・土坑一八基以上の遺構群が検出された。特に縄文時代中期の遺構は、尾根上の緩斜面にほぼ環状に分布し、多量の遺物を出土した。 本件はこれら遺物のうち、深鉢形土器三〇点・浅鉢形土器一点、耳飾・土偶残欠・土製円盤等の土製品類三九点、石鏃・石錐【せきすい】・打製石斧・軽石製品等の石器・石製品類七六点で構成される。なかでも本件を特徴づけるのは、深鉢形土器を主とする土器類である。特に深鉢形土器の器形は、いずれも胴部上半が外反し、口縁部はやや内湾気味に立ちあがり、四単位の円形あるいは双頭状の装飾突起を付ける点で共通する。そしてこの口縁部突起を基準に、まず胴部上半に垂下する弧線文を粘土紐で貼りつけ、その周囲を渦巻きや弧状の沈線、さらに刺突による列点を加えて隙間なく埋め尽くす。また胴部なかほどにも四単位の円形文を突起状に貼りつけ、ここから胴下半にかけて胴上半と同様な文様を施すが、胴部下端付近の文様は意識的に磨り消され、土器全体の文様の構図に引き締まった感じを与えている。 これらの文様を特徴とする土器は「焼町土器【やけまちどき】」と呼ばれ、長野県東部から群馬県西部の比較的狭い地域で、縄文時代中期中葉に盛行する。このころに新潟県中部ではいわゆる火焔形土器が、長野県南部から山梨県、さらに関東地方南西部にかけては勝坂式土器が盛行し、本州中部地域を中心に個性的で豪放な土器型式が展開する。本件は、その典型として造形的にも優れ、質量的にも他の追随を許さない。また通常、特定の遺跡出土の土器には、その地域で主体となる土器型式と組み合って、隣接する他型式の土器が伴うが、本件にはわずかに勝坂式土器が伴うのみで、在地の土器の主体性がきわめて強い。 以上本件は、縄文時代中期における土器造形の一到達点を示す資料として、学術的に高い価値をもつ。
関連情報
一つ書
一、土器・土製品類
一、石器・石製品類
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、土器・土製品類
一つ書員数
:
七十点
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、石器・石製品類
一つ書員数
:
七十六点
ト書
: