国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
岡山県大飛島祭祀遺跡出土品
ふりがな
:
おかやまけんおおひしまさいしいせきしゅつどひん
岡山県大飛鳥祭祀遺跡出土品
写真一覧▶
地図表示▶
解説表示▶
員数
:
一括
種別
:
考古資料
国
:
日本
時代
:
奈良~平安
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
00554
枝番
:
00
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
2003.05.29(平成15.05.29)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
岡山県
所在地
:
笠岡市笠岡5628-10
保管施設の名称
:
笠岡市立郷土館
所有者名
:
笠岡市
管理団体・管理責任者名
:
岡山県大飛鳥祭祀遺跡出土品
解説文:
詳細解説
本件は、岡山県笠岡市大飛島洲の南に所在する大飛島祭祀遺跡から出土した一括資料である。
出土品は奈良三彩の小壺をはじめとする陶器・須恵器・土師器類、唐式鏡、皇朝銭等の金属製品、小壺等のガラス製品のほか若干の玉類が加わる、多彩な内容で構成されている。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
添付ファイル
なし
写真一覧
岡山県大飛鳥祭祀遺跡出土品
写真一覧
岡山県大飛鳥祭祀遺跡出土品
Loading
Zeom Level
Zoom Mode
解説文
本件は、岡山県笠岡市大飛島洲の南に所在する大飛島祭祀遺跡から出土した一括資料である。 出土品は奈良三彩の小壺をはじめとする陶器・須恵器・土師器類、唐式鏡、皇朝銭等の金属製品、小壺等のガラス製品のほか若干の玉類が加わる、多彩な内容で構成されている。
詳細解説▶
詳細解説
本件は、岡山県笠岡市大飛島洲の南に所在する大飛島祭祀遺跡から出土した一括資料である。 この大飛島祭祀遺跡は、笠岡市の本土部と、対岸の香川県詫間町のちょうど中間に位置する。遺跡は昭和37年9月に笠岡市立飛島小中学校校庭に鉄棒を設置する工事の際に発見されたもので、直後の11月から昭和44年6月まで、合計4回の発掘調査が実施された。その結果、小石を方形に並べた遺構、三彩小壺を中心に皇朝銭を周囲に並べたような遺構等が海岸に近接した場所で、またその背後に迫る巨岩群の調査においては、巨岩の間に数々の祭祀遺物が配列された状態が確認されている。このような調査結果から、奈良時代初期から平安時代中期にわたる祭祀がここで執り行われたことが判明した。 出土品は奈良三彩の小壺をはじめとする陶器・須恵器・土師器類、唐式鏡、皇朝銭等の金属製品、小壺等のガラス製品のほか若干の玉類が加わる、多彩な内容で構成されている。特になら三彩の小壺と蓋は、総計25点にも及び、福岡県宗像大社沖津宮祭祀遺跡に次ぐ。また皇朝銭は総計105枚出土しており、宗像大社沖津宮祭祀遺跡とは異なる状況を示している。 さらに出土品のうち須恵器は愛知県猿投窯で生産されたものをはじめ、西日本各地で生産されたものも多く見られ、この大飛島祭祀遺跡で執り行われた祭祀が、極めて重要な位置を占めていたことが想定される。 以上のように本件は、我が国の古代国家における祭祀を考える上で、極めて貴重な威喝資料であり、国保有品と併せて保存を図りたい。
関連情報
一つ書
一、青銅製品
一、銅銭
一、鉄製品
一、三彩小壺・蓋
一、須恵器・土師器・陶器
一、ガラス製品
一、玉類
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、青銅製品
一つ書員数
:
二十二点
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、銅銭
一つ書員数
:
七十枚
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、鉄製品
一つ書員数
:
三点
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、三彩小壺・蓋
一つ書員数
:
二十二点
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、須恵器・土師器・陶器
一つ書員数
:
九十九点
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、ガラス製品
一つ書員数
:
六点
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、玉類
一つ書員数
:
二点
ト書
: