国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 紙本著色法華経絵巻
ふりがな
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員数 1巻
種別 絵画
日本
時代 鎌倉
年代
西暦
作者
寸法・重量
品質・形状
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 01622
枝番 00
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1968.04.25(昭和43.04.25)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 東京都
所在地
保管施設の名称
所有者名 公益財団法人荏原畠山記念文化財団
管理団体・管理責任者名

解説文:
 法華経絵巻は、和訳法華経を詞書とし、これに対応する絵を加えた経典絵解きの巻物である。仮名書き法華経は古くから行なわれ、矢代仁兵衛氏所蔵本(鎌倉初期)、足利鑁阿【ばんな】阿寺の八巻(元徳二年)が既に書跡の重要文化財となっている。絵巻ではいま知る限り、この系統の一種のみが伝存している。
 当初これが法華経二十八品を絵巻にしたとすれば、かなり浩瀚【こうかん】であったと考えられるが、いま知られる三巻の断簡(畠山、村山、上野各家蔵)を合わせても、神力品(巻初を欠く)と嘱累品の二品分で、畠山本は詞二段絵二段と、三巻中最も長い。軽妙な描線と適度の賦彩【ふさい】をあわせた穏健な画風は、建長六年(一二五四)本絵因果経などに相近く、おそらく同時代の同系統の絵仏師の筆になるものであろう。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし