国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
紙本墨画淡彩夜色楼台図〈与謝蕪村筆/〉
ふりがな
:
解説表示▶
員数
:
1幅
種別
:
絵画
国
:
日本
時代
:
江戸
年代
:
西暦
:
作者
:
与謝蕪村
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
158
枝番
:
00
国宝・重文区分
:
国宝
重文指定年月日
:
1975.06.12(昭和50.06.12)
国宝指定年月日
:
2009.07.10(平成21.07.10)
追加年月日
:
所在都道府県
:
京都府
所在地
:
保管施設の名称
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
詳細解説
蕪村(一七一六~一七八三)は、大雅と共に日本南画の大成者として名高い。本図は最晩年の作とみられ、大胆な墨の技法による暗い夜空と雪に白く浮かぶ連山や家並との対照などは新鮮な感覚にあふれ、「夜色楼〓雪萬家」の詩意が見事に表現されている。(本誌49年11月号口絵参照)
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
なし
添付ファイル
なし
解説文
蕪村(一七一六~一七八三)は、大雅と共に日本南画の大成者として名高い。本図は最晩年の作とみられ、大胆な墨の技法による暗い夜空と雪に白く浮かぶ連山や家並との対照などは新鮮な感覚にあふれ、「夜色楼〓雪萬家」の詩意が見事に表現されている。(本誌49年11月号口絵参照)
詳細解説▶
詳細解説
横長の画面に雪の積もる山並みを連ね、暗い夜空に雪の降りしきる景観を描く。前景を家並みが埋め尽くす都会の景観を描く点で破格の図様。一気呵成(いっきかせい)に描き上げたかのように見えるが、たらし込み、吹墨(ふきずみ)など様々な技法を用いる。向かって右端に「夜色楼台雪萬家 謝寅(しゃいん)書」と三行に題を記すが、最近この語句は明の詩人李攀龍(りはんりょう)の七言律詩の中にあることが指摘された。 与謝蕪村(1716~83)は、池大雅(いけのたいが)と並んで日本南画の大成者として高く評価される人で、本作品は優れた俳人でもあった蕪村の詩情と、晩年に結実した蕪村独自の絵画表現とが渾然一体(こんぜんいったい)となった作品。「謝寅」の号を主に用いるようになった晩年の傑作で、蕪村がたどり着いた画境をあらわしている。