国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
紙本著色是害房絵巻
ふりがな
:
解説表示▶
員数
:
2巻
種別
:
絵画
国
:
日本
時代
:
室町
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
01758
枝番
:
00
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
1977.06.11(昭和52.06.11)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
京都府
所在地
:
保管施設の名称
:
所有者名
:
曼殊院
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
是害房【ぜがいぼう】の絵巻は、大唐の天狗是害房が渡来したが、日本僧との法力に敗れ帰るという興味深い説話(『今昔物語集』巻第二十「震旦天狗智羅永寿【ちらようじゆ】渡此朝語第二」を典拠とする)を描いたものである。曼殊院本奥書によればその原本は延慶元年(一三〇八)磯長寺において成立したと考えられる。
是害房絵は他に残闕本一巻が知られているが、曼殊院本は唯一の完本で、描写は素朴なうちに奔放で力強い筆致が窺われ、おそらく奥書にみる文和三年(一三五四)転写より程遠からぬ頃に描かれたものと推察され、中世説話絵巻の珍重すべき遺例として注目される。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
なし
添付ファイル
なし
解説文
是害房【ぜがいぼう】の絵巻は、大唐の天狗是害房が渡来したが、日本僧との法力に敗れ帰るという興味深い説話(『今昔物語集』巻第二十「震旦天狗智羅永寿【ちらようじゆ】渡此朝語第二」を典拠とする)を描いたものである。曼殊院本奥書によればその原本は延慶元年(一三〇八)磯長寺において成立したと考えられる。 是害房絵は他に残闕本一巻が知られているが、曼殊院本は唯一の完本で、描写は素朴なうちに奔放で力強い筆致が窺われ、おそらく奥書にみる文和三年(一三五四)転写より程遠からぬ頃に描かれたものと推察され、中世説話絵巻の珍重すべき遺例として注目される。