国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
絖本淡彩観音図〈陳賢筆/崇禎九年の款記がある/(十八図)〉
ふりがな
:
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員数
:
1帖
種別
:
絵画
国
:
中国
時代
:
明
年代
:
西暦
:
作者
:
陳賢
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
隠元の題字及び賛がある
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
01763
枝番
:
0
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
1977.06.11(昭和52.06.11)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
京都府
所在地
:
保管施設の名称
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
陳賢【ちんけん】は希三といい、大玄と号した。伝歴については不明な点が多いが、作品の年紀から崇禎・順治(一六二八~一六六一)の間に活躍した道釈画家と見られ、作品には黄檗【おうばく】僧隠元や木庵が著賛しているものが多いところから黄檗宗と深い関係にあったと想像される。彼の画法は立体感を表わす面貌の賦彩法のように西洋画法を加え黄檗宗肖像画法と相通じるものを示して興味深く、また本図においては観音図ながら士女図的な面白さが表現され中にはマリア像を思わせるものもあり、時代の動きを様々に具現しているのも高く評価される。加うるに本図は隠元(一五九二~一六七三)が題を書し全図に著賛しており、陳賢の諸作品の中で最も注目される。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
なし
添付ファイル
なし
解説文
陳賢【ちんけん】は希三といい、大玄と号した。伝歴については不明な点が多いが、作品の年紀から崇禎・順治(一六二八~一六六一)の間に活躍した道釈画家と見られ、作品には黄檗【おうばく】僧隠元や木庵が著賛しているものが多いところから黄檗宗と深い関係にあったと想像される。彼の画法は立体感を表わす面貌の賦彩法のように西洋画法を加え黄檗宗肖像画法と相通じるものを示して興味深く、また本図においては観音図ながら士女図的な面白さが表現され中にはマリア像を思わせるものもあり、時代の動きを様々に具現しているのも高く評価される。加うるに本図は隠元(一五九二~一六七三)が題を書し全図に著賛しており、陳賢の諸作品の中で最も注目される。