国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
三重塔初重壁画(板絵著色)
ふりがな
:
解説表示▶
員数
:
16面
種別
:
絵画
国
:
日本
時代
:
平安
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
十六羅漢像 十六
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
01765
枝番
:
00
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
1977.06.02(昭和52.06.02)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
京都府
所在地
:
保管施設の名称
:
所有者名
:
浄瑠璃寺
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
現在ある三重塔は、治承二年(一一七八)十一月京一条大宮より移建したものと考えられ(「浄瑠璃寺流記」)、塔初重内部の板壁に描かれている十六羅漢像はその描写様式よりみて当初のものと推定されている。
十六羅漢の像容は胡貌梵相のそれではなく温和な比丘相で旧聖衆来迎寺本に近く、描写はうす手で温雅な彩色と肥痩のある墨線によっているが、ことにその描線を強調した画風は次代の先駆を示すものとして注目される。いずれにせよ平安時代十六羅漢図の数少ない遺例であり、ほぼ制作年代の想定される点、本壁画の価値は高い。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
なし
添付ファイル
なし
解説文
現在ある三重塔は、治承二年(一一七八)十一月京一条大宮より移建したものと考えられ(「浄瑠璃寺流記」)、塔初重内部の板壁に描かれている十六羅漢像はその描写様式よりみて当初のものと推定されている。 十六羅漢の像容は胡貌梵相のそれではなく温和な比丘相で旧聖衆来迎寺本に近く、描写はうす手で温雅な彩色と肥痩のある墨線によっているが、ことにその描線を強調した画風は次代の先駆を示すものとして注目される。いずれにせよ平安時代十六羅漢図の数少ない遺例であり、ほぼ制作年代の想定される点、本壁画の価値は高い。