国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
銅造阿弥陀如来及両脇侍立像(本堂安置)
ふりがな
:
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員数
:
3躯
種別
:
彫刻
国
:
日本
時代
:
鎌倉
年代
:
1195
西暦
:
1195
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
左脇侍像の足〓に建久六年の刻銘がある
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
03277
枝番
:
00
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
1973.06.06(昭和48.06.06)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
山梨県
所在地
:
保管施設の名称
:
所有者名
:
善光寺
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
甲斐善光寺の本尊である。左脇侍像の足〓に建久六年(一一九五)の刻銘があり製作の年次がわかる。この年は善光寺の沙門定尊が夢の告げによって等身模像造顕を発願した時に当たり、本像がそれに凝せられている。伝承はさておいても本像は鎌倉時代に盛行したいわゆる善光寺三尊模造の先躯をなすもので、しかもこれら模造中ぬきんでて大きくかつ甚だ異色に富んでいる。細部の象形は必ずしも巧みとはいえないが、中尊像などは偉風堂々たるもので、一種粗毫な古様を示している。一方三躯共両手を除いて一瀉に鋳成する鋳抜はまことに巧みで、純銅に近い銅質と厚い鍍金は十三世紀金銅仏中類稀なものといえよう。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
なし
添付ファイル
なし
解説文
甲斐善光寺の本尊である。左脇侍像の足〓に建久六年(一一九五)の刻銘があり製作の年次がわかる。この年は善光寺の沙門定尊が夢の告げによって等身模像造顕を発願した時に当たり、本像がそれに凝せられている。伝承はさておいても本像は鎌倉時代に盛行したいわゆる善光寺三尊模造の先躯をなすもので、しかもこれら模造中ぬきんでて大きくかつ甚だ異色に富んでいる。細部の象形は必ずしも巧みとはいえないが、中尊像などは偉風堂々たるもので、一種粗毫な古様を示している。一方三躯共両手を除いて一瀉に鋳成する鋳抜はまことに巧みで、純銅に近い銅質と厚い鍍金は十三世紀金銅仏中類稀なものといえよう。