国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
木造大日如来坐像
ふりがな
:
もくぞうだいにちにょらいざぞう
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員数
:
1躯
種別
:
彫刻
国
:
日本
時代
:
平安
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
03305
枝番
:
00
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
1975.06.12(昭和50.06.12)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
京都府
所在地
:
保管施設の名称
:
所有者名
:
清水寺
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
平安後期の金剛界大日如来像で、寄木造、漆箔の手法になる丈六の大作である。面貌、体躯の大方はこの頃通途の温和な表現になるが、腹部を強く引きしめた抑揚ある肉身、弾力に富む両腕のつくりなど、随所に次代の気分もうかがわれる。木寄法は巨像制作にふさわしい合理的なもので、基本的には、久安四年(一一四八)に造られたと考えられる京都・三千院の阿弥陀如来像(重文)と同様なつくりといえ、本像制作の時期も、その辺におかれよう。京都にはこの頃の遺品は数多いが、意外にこの像種のものは少なく、また大作である点からも見のがせない。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
なし
添付ファイル
なし
解説文
平安後期の金剛界大日如来像で、寄木造、漆箔の手法になる丈六の大作である。面貌、体躯の大方はこの頃通途の温和な表現になるが、腹部を強く引きしめた抑揚ある肉身、弾力に富む両腕のつくりなど、随所に次代の気分もうかがわれる。木寄法は巨像制作にふさわしい合理的なもので、基本的には、久安四年(一一四八)に造られたと考えられる京都・三千院の阿弥陀如来像(重文)と同様なつくりといえ、本像制作の時期も、その辺におかれよう。京都にはこの頃の遺品は数多いが、意外にこの像種のものは少なく、また大作である点からも見のがせない。