国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 木造理源大師坐像(開山堂安置)
ふりがな
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員数 1躯
種別 彫刻
日本
時代 鎌倉
年代
西暦
作者
寸法・重量
品質・形状
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 03316
枝番 00
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1976.06.05(昭和51.06.05)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 京都府
所在地
保管施設の名称
所有者名 醍醐寺
管理団体・管理責任者名

解説文:
 上醍醐開山堂に祀られる本寺の開山聖宝僧正の肖像である。構造は、頭・体の躯幹部を大略前・中・後の三材で構成し、像底は十数センチ高に刳り上げ、そこに本体材から造出しの蓋をする、いわゆる上げ底式の内刳法を用いている。
 頭・体部ともに奥行を充分にとり、膝も分【ぶ】厚くつくる体貌はなかなか重厚な趣きがあり、体側に垂れる袖の扱いも自然で、鎌倉中期の写実の風を示している。『醍醐寺新要録』等によれば、弘長元年(一二六〇)報恩院本画像に拠って木造御影が再興されたが、本像こそ正にこれに相当すると考えられる。現存する聖宝像中最も古く、出来のよい遺例として注目される。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし