国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 銅造弥勒仏立像
ふりがな
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員数 1躯
種別 彫刻
中国
時代 北魏
年代 498
西暦 498
作者
寸法・重量
品質・形状
ト書 光背裏面に大魏太和廿二年比丘僧□普貴造像の銘がある
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 03348
枝番 00
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1979.06.06(昭和54.06.06)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 奈良県
所在地
保管施設の名称
所有者名 財団法人泉屋博古館
管理団体・管理責任者名

解説文:
 高肉彫にあらわされた本躰は舟型の大光背、四脚座付の蓮華座を含めて一瀉【いつしや】に鋳造されている。面奥が深く体部にも立体感があり、両足を強く踏み開いて立つ姿は颯爽として、また光背の裏面や台座に刻まれた人物・鳥などには粗放な表現のなかに大らかな気分が感じられる。銘文によると北魏太和二十二年に肥如県【ひじよけん】(現河北省盧龍県)の比丘某等が造像したもので、当代に盛んであった弥勒信仰の一端を窺うことができ、またこの期金銅仏の造像地域を考える上にも一助となる。在銘の太和金銅仏は現在二十数例が知られるが、その後期を代表する大作である。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし