国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
木造不動明王坐像
ふりがな
:
もくぞうふどうみょうおうざぞう
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員数
:
1躯
種別
:
彫刻
国
:
日本
時代
:
鎌倉
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
03355
枝番
:
00
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
1980.06.06(昭和55.06.06)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
京都府
所在地
:
保管施設の名称
:
所有者名
:
正寿院
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
本像は、建仁三年(一二〇三)快慶【かいけい】作の京都・醍醐寺【だいごじ】不動明王像(重文)と法量、像容共にほぼ等しく、頭体根幹部を檜の一材から木取りし、前後に割矧ぎ、更に体部のみ背板風に板材を当て、割首【わりくび】として玉眼を嵌入する構造や丁寧な内刳りも同巧である。しかし、本像のふっくらとして弾むような肉取りは彼に較べて若々しく、衣文はより変化に富み、しかも太く働きがあるなど、作風には若干の相違が認められる。ちなみに、光背と台座は寛正三年(一四六二)の補作であるが、古記録によって記したという台座修造銘には、快慶の作とある。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
なし
添付ファイル
なし
解説文
本像は、建仁三年(一二〇三)快慶【かいけい】作の京都・醍醐寺【だいごじ】不動明王像(重文)と法量、像容共にほぼ等しく、頭体根幹部を檜の一材から木取りし、前後に割矧ぎ、更に体部のみ背板風に板材を当て、割首【わりくび】として玉眼を嵌入する構造や丁寧な内刳りも同巧である。しかし、本像のふっくらとして弾むような肉取りは彼に較べて若々しく、衣文はより変化に富み、しかも太く働きがあるなど、作風には若干の相違が認められる。ちなみに、光背と台座は寛正三年(一四六二)の補作であるが、古記録によって記したという台座修造銘には、快慶の作とある。